米AMDは、0.25μmのAMD-K6プロセッサを、'97年第4四半期中に出荷を開始したと発表。出荷された製品は、同社のサブミクロン開発センターで生産された266MHzと233MHzの両方を含んでいる。
0.25μmのAMD-K6プロセッサー266MHzは、同日発表された米IBMのAptivaの新モデル『E46』に搭載される。また、モバイル向けの0.25μmAMDプロセッサー233MHzは、コンパックPresarioシリーズの1621
Notebook PCに搭載される。
「コンパック、IBMなどの会社がAMDのK6プロセッサーを採用したことは、AMDが常に高性能のパソコンを低価格で提供できることを証明している」と、同社の副社長Rob
Herb氏は語っているという。
米コンパックコンピュータは0.25μmAMD-K6以外にも、AMD-K6を採用している。特に新シリーズの『Presario
2240』では、200MHzのAMD-K6を搭載、価格は799ドル(モニターを除く)で、1000ドルパソコンに対抗できる価格設定になっている。
今回、AMDのほかにも、米Cyrix社の『MediaGX』など、パソコン大手メーカーが相次いでインテル互換CPUを採用し、ローエンド・パソコンの市場においてのインテル離れが露呈されたかたちとなった。(報道局
庄田恵美)
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