マイクロソフト(株)は、12月16日より2日間の日程で、“Microsoft
Prefessional Developers Conference 1997 Tokyo”を、東京ドームのプリズムホールで開催している。ソフトウェア開発者向けに、今年の9月にアメリカで行なわれたものの日本版で、今回、800人の募集に対して1000人以上もの応募があったという。
初日の最初に行なわれた、“The Windows Platform : Building the Next
Generation”と題したマーケティングプラットフォームグループのCornelius
Willis氏の講演は、『WindowsNT 5.0』の話題が中心で、開発者向けのカンファレンスということもあり、今後も互換性が保たれること強調し、「今すぐ(プログラムを)書き始めてほしい」とアプリケーションの開発を促すセリフを繰り返し語った。
なお、『NT 5.0』からは、日本語化についていくつか変更されている。メニュー、ダイアログボックス、ファイル名などの半角カタカナが全角カタカナになり、全角カタカナ部分に、全角の85パーセント幅の“MS
UI Gothic”フォントが新たに追加された。それに伴ない、GDIのストックオブジェクトのDEFAULT_GUI_FONTが“MS
Pゴシック”から“MS UI Gothic”に変更される。また、MS-IMEのUnicode対応も強化され、6400文字の外字が利用可能になる。
今回からは、ひとつのバイナリーをもとに、各国の言語の部分だけを修正する作り方なので、『NT
5.0』の英語版が発売されてから、早ければ1ヵ月で、遅くても2ヵ月後に日本語版が発売されるという。(報道局 中山実)
http://www.microsoft.com/japan/developer/events/pdc97jp/