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DML、シングルチップのMPEG2エンコーダーを開発

1997年11月26日 00時00分更新

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 デジタル・メディア・ラボ(株)は、イスラエルのVision Tech社と共同で、同社が世界で初めてという、シングルチップのMPEG2エンコーダー『MP@ML』の開発に成功したと発表した。サンプル出荷、および量産出荷は'98年2月に開始する。

 13.7×13.7mmのダイに、0.35um5層CMOSプロセスを用い520万トランジスターを集積。パッケージ形態は304pinのQFP。

 同チップを使用すれば、720×480ドットの解像度で毎秒30フレームという放送局レベル(CCIR601)の映像をリアルタイムでエンコードできるなどとしている。エンコードデータの転送速度は毎秒24Mbps。サーチエリアは水平方向±58ドット、垂直方向±42ドット。電源電圧は3.3V単一、消費電力は4W。

 同社は、PCやワークステーションのほか、産業用の各種ビデオ機器などへの応用を見込んでいる。PCでは「デジタルビデオの新しい活用やインターネットビデオ通信などにより、一層の活用がもたらされる」としている。(報道局 井上哲郎)

http://www.csk.co.jp/chap2/dml.html

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