このページの本文へ

MySQL、商用利用に制限のあるライセンスからGPLに変更

2000年06月29日 19時05分更新

文● 植山 類

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 6月28日、リレーショナルデータベース「MySQL」のライセンスがGPLに変更された。これまでのMySQLのライセンスでは、商用利用や改変についての制限が大きく、ライセンス料を払わなければならない場合もあったが、今回のライセンス変更によりその必要がなくなる。

 ライセンス変更の対象となるのは、最新のベータバージョン“3.23.19”から。以前より、MySQLの古いバージョンについてはGPLでリリースされていたが、今回は全面的にGPLを採用したのが大きな変化だ。

VA LinuxがMySQLに出資

 米VA LinuxがMySQLに出資することも同時に発表された。また、VA Linuxは、同社の運営する「SourceForge.net」のプロジェクトのひとつとしてMySQLをホスティングしていく。SourceForge.netは、高速なFTPサーバやCVSリポジトリ・Webサーバなどをオープンソース開発者に対して提供しているオープンソース支援サイトである。

 なお、VA Linuxの抱える有名なサイト“Slashdot”、“Freshmeat”、“Linux.com”、“SourceForge”はすべて、MySQLを利用しているという。

カテゴリートップへ