デジタルファクトリジャパン(株)は、「Kondara MNU/Linux1.1」を4月1日に発売する。
「Kondara MNU/Linux1.1」 |
「Kondaraペンギン携帯電話ストラップ」 |
1.0からの主な変更点は以下のとおり。
- 1つのバイナリファイルで日本語、英語の環境に対応。ロケールの変更によって、メニューやメッセージなどを切替えることが可能
- ロケールの変更、「Canna」「Wnn」などのかな漢字変換システムの選択、GNOMEやKDEなどのデスクトップ環境を切替えることのできるツール「sdr」を収録
- 1.0では、「Red Hat Linux」の開発版である「Raw Hide」をベースにしていたが、1.1では、独自開発に移行
- kernel 2.2.13→2.2.14、XFree86 3.3.5→3.3.6など、主要ソフトウェアをアップデートした。また、「Emacs」、「GNOME」などを新たに収録
「sdr」の画面。ロケールや、かな漢字変換システム、デスクトップ環境を選択できる |
また、具体的な日程などは未定だが、「Kondara MNU/Linux」のパッケージに使用されているキャラクターの名前を、同社のWebサイト上で募集する計画も進行中。同社によると、1.0で登場したのが主人公で、1.1ではその家族、2.0では、敵キャラクターも登場する予定という。
同社では、「Kondara MNU/Linux」の今後の予定として、2.0を2000年末にリリースしたいという。2.0には、今夏リリース予定の「kernel 2.4.x」や、「XFree86 4.x」など、その時点での最新版を収録する予定。