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Storm Linux Japanスタッフインタビュー

2000年02月10日 14時33分更新

文● 高柳政弘

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[日刊アスキー] 日本語へのローカライズはありますか?
[中島氏] はい。今回のVersion 1ではありませんが、次期バージョンで考えています。リリース時期は未定ですが、日本語版はVersion 2がベースになり、既存のディストリビューションに負けないような製品を作るつもりです。
 Debianの一番の特徴である、堅牢なシステムで管理がしやすいといった面を最大限に活かして日本語化していくことを念頭においています。Storm Linuxには、あまりDebianで評判のよくなかったdselectを改良した、GUIベースのパッケージマネージャも付いています。
[丸橋氏] 日本語化したがゆえに、不安定になってしまったら、身も蓋もありません。安定化させることがもっとも重要だと考えています。
[日刊アスキー] 次期製品となるVersion 2の特徴を教えてください。
[池田氏] DebianのPotatoの採用、SASに使用するモジュール数の拡充、インストーラの強化、そして、日本語化です。
 次期製品であるVersino 2のコードネームは、“Hail(あられ)”です。ちなみに、Version 1のコードネームは、“Rain(雨)”で、“雨”から“あられ”となりだんだん激しくなっていきます。(笑)
[日刊アスキー] “Storm(あらし)”になるのはいつ頃ですか?
[丸橋氏] うーん、まだ、わかりませんね。
[日刊アスキー] 日本語入力システムはどのようなものを採用されますか?
[中島氏] 現在、いろいろ検討中です。
[日刊アスキー] 開発チームの雰囲気はどうですか?
[池田氏] 開発チームは、わきあいあいとしています。
[丸橋氏] われわれの会社は、海外ではめずらしいと思いますが、日本のオフィスのようにパーテイションがありません。みんな友だち同士で、大学のサークルみたいなノリで仕事をしています。
[日刊アスキー] Debianの開発者やユーザーとの交流はありますか。
[中島氏] 現在では、北米のDebian GNU/Linuxのメンバーとも非常に友好的な関係を保っており、開発の面でも協力していけると思っています。
[日刊アスキー] 最後に、日本のユーザーにメッセージをお願いします。
[池田氏] Storm Linuxの日本語版は、ユーザーフレンドリーで、安定した製品にしますので、期待していてください。

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