Corel LINUXを最近リリースしたカナダCorelが、同社のオフィス製品「Corel WordPerfect Office2000 for Linux」のベータテスト受け付けを開始した。ベータテスターは、該当Webページ(下記参照)に登録後、抽選で決定される。ベータ1配布は12月末から1月始め頃を予定しているという。
Corel WordPerfect 2000 for Linuxは、米国で開催されたCOMDEX Fall/ '99にてデモンストレーションされ、Byte.comの「Best of Show Award COMDEX/Fall '99」賞も受賞した。同製品の具体的な製品名/構成は発表されていないが、カナダのCorelに問い合わせたところ、現段階では、Standard Editionと、Standard EditionにPardoxが加わった形の「Professional Edition」が考えられているとのことだ。なお、Voice-Powered Editionは計画に入っていないという。
リリーススケジュールだが、北米英語版は2000年春ごろの予定で、日本語版については、未定。
Corel WordPerfect Office2000は、現在Windows 95/98/NT用の製品が出荷されている。参考までに、Windows版の製品構成をご紹介する。
Standard Edition
- WordPerfect 9
- ワードプロセッサ
- Quattro Pro 9
- 表計算
- Corel Presentations 9
- プレゼンテーション(Corelの説明では「Slide Shows」となっている)
- Corel CENTRAL 9
- PIM(Personal Information Manager)
- Trellix 2
- WordPerfectの文書をHTMLに変換するツール
- Microsoft Visual Basic for Applications
- Microsoft Officeシリーズにも付属している、Microsoftのスクリプト言語
Voice-Powered Edition
Standard Editionに、
- Dragon NaturallySpeaking
- 音声認識ソフト
- Corel Print Office-Special Edition
- 印刷のための整形ツール。テンプレートに文字や画像をはめ込むことで、名刺や壁新聞のようなものを作成できる
を加えたもの。
Professional Edition
Voice-Powered Editionに
- Paradox 9
- リレーショナルデータベース
- NetPerfect
- Corel OfficeやMicrosoft Officeで作成された文書を、HTMLやPDFとして、手軽にWeb上にに公開できるツール
を加えたもの。
