ユニファイジャパンが、Linuxにも対応したEJB 1.1対応のJavaアプリケーションサーバ「Unify eWave Engine」を出荷
1999年09月14日 09時54分更新
電子商取引用ソフトウェア開発/販売を行なうユニファイジャパンは、マルチプラットフォームに対応したJavaのアプリケーションサーバ「Unify eWave Engine」を、1999年11月上旬より出荷する。
「Unify eWave Engine」は、Enterprise JavaBeans(EJB) 1.1に対応したアプリケーションサーバで、電子商取引のアプリケーションや、Webショップなどの構築に使われる。
同製品の特徴は以下のとおり。
- EJBのレプリケーション
- ロードバランシング
- クライアントのポーリング処理削減(※1)
- Javaの通信インフラである、RMIの最適化
- データベースコネクションプーリング
- スレッドプーリング
- 1つのネットワークソケットを通じ、2つのマシン間でのメッセージを多重化
- トランザクション機能
- ロールベースのセキュリティ機能
- HTTP、COM(DCOM)、RMIなど、複数の通信インフラをサポート
- JSP(Java Server Pages)のサポート
製品構成は、Desktop版、Professional版、Enterprise版の3つに分かれる。Desktop版は、シングルユーザーのみの利用で開発時に使う環境。Professional版はシングルサーバ用、Enterpriseb版は複数サーバ用となっている。価格は
- Unify eWave Engine Desktop版……4万8000円(1CPUより)
- Unify eWave Engine Professional版……128万円(1CPUより)
- Unify eWave Engine Enterprise版……160万円(1CPUより)
となっている。プラットフォームは、Solaris、HP-UX、Windows NT、Windows 95/98、AIX、Red Hat Linux 5.2である。
なお同社では、「Unify eWave Engine」の関連商品として、プログラミング不要のWebデザインツール「Unify eWave Studio」、ECサイト構築のためのテンプレートとコンポーネント集「Unify eWave StoreFront」、ERPとの連携ソフト「Unify eWave Commerce Adapter Packs(CAPs)」の出荷を予定している。
※1 クライアントのポーリング処理削減 アプリケーションサーバ側でのイベントが発生した場合、非同期にサーバからクライアントにイベント発生を通知し、クライアントのポーリング(定期的な状態確認)作業を削減するとしている。