このページの本文へ

大阪でLinuxWestが開催

1999年08月23日 19時46分更新

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 COMMUNET'99(主催:社団法人 大阪国際見本市委員会)における特別企画の1つとして、関西では初の本格的なLinuxの集中展示とセミナーを中心としたイベント、LinuxWestが行なわれる。日程は1999年9月14日~16日の3日間で、会場は大阪市住之江区のATCホール。事前登録、申込は必要ない。

 同イベントでは、有料セミナー、オープンセミナー(無料)の開催、Linux関連企業による、Linuxを使ってのシステム構築等の展示などが行なわれる。

 また、日本Linux協会も協賛し、会長の生越昌巳氏による基調講演が行なわれるほか、数多くの関西のLinuxユーザグループ、プロジェクトの協力による出展等も予定されている。

 日刊アスキーでは協賛にかかわっているJLAの岡田氏に、メールで以下のようなコメントをいただいた。

[日刊アスキー] LinuxWestは関西地区の方々に対して、ビジネスとLinuxといった主旨の情報提供を目的とされているようですね。このようなイベントを開かれるということは、岡田さんの周りで、以前と比べて大きな状況の変化があったのでしょうか。
[岡田] そうですね、ざっくり言えばLinuxはこれまでのユーザコミュニティ、つまり趣味のレベル中心の使用から、ビジネスシーンでもさまざまな用途方法で活用されるようになり、その展開は著しいものです。しかし、こと関西という土壌では、そのような、いわゆる業界内での「新しい」ものについていくには、見て、触れて、実績を確認して、という各ステージを強く要求されます。そのトリガーが必要であり、その大きなものの1つがこのようなビジネスイベント、ということになるのではないでしょうか。
[日刊アスキー] 岡田さん自身、Linux Westに期待することはどんなところでしょうか?
[岡田] やはり世間的にLinuxがビジネスユースとして認知されていること、また、Linuxを活用している新世代プログラマ(という表現がいいのかどうかわかりませんが、ことWindows系の技術者とは一線を画しているので)やエンジニアの多さ、層の厚さなどを知っていただければと思います。
[岡田] また、日本Linux協会のブースでは、「使えるやん! Linux」というテーマを銘打ち、「Linuxは単なるOSではなく、実際の用途に使える!」ということを示して行きたいと思っています。これはユーザ側にも、インストールだけできれば良いのではなく、Linuxを活用することの意義を啓蒙したいということを目的としています。

カテゴリートップへ