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【Do Linux!に迫る】(その10) Linux技術者インタビュー

2001年02月11日 22時52分更新

文● 吉川

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[日刊アスキー] 今回のもうひとつのポイントなのですが、野尻さんは最初は派遣社員として就業されて、そのあと正社員となられたわけですが、こうしたステップというのはこれまでなかったわけですよね?
[取材に同行したパソナテックの乾氏] そうですね。昨年の12月に法律が変わりまして、派遣社員から正社員への就業が可能になりました。やはり企業側も、最初から正社員を採用するとなるとリスクが高くなりますし。野尻さんの場合はソフトバンク・コマースさん側と野尻さんの双方が正社員化に対してOKということでしたので、今回の運びとなりました。
ひとつのいい就職ケースだと思います。
[日刊アスキー] 野尻さんとしては、最初から正社員としてやっていきたかったのですか?
[野尻氏] あまりこだわっていませんでした。まずは、「自分がやりたい仕事ができればいい」ということで、技術者になりたくてこの会社に来ましたので。ただ、3カ月も職場にいますと、周囲の雰囲気ですとか、自分に求められるものが分かってきますよね? そうすると、正社員になれば責任は重くなりますけれども仕事も面白くなる、と判断したわけですね。
[日刊アスキー] 正社員になってよかった点は?
[野尻氏] いろいろなところで開催されている技術セミナーに大手を振って行けるところですね(笑)。技術セミナーはやはり20万円~30万円はかかります。派遣ですとやはりどうしてもアシスタント的な役割りといいますか、最後の一歩までは任せられないという状況が当然あると思います。もっとも、基本的にソフトバンク・コマースはあまり正社員と派遣社員とを区別しないのですが。
正社員になると責任も増して、会社側も「その分技術も習得してもらいたい」という意向がありますので、いろいろな技術セミナーを受けさせていただいております。毎日いろいろなことを頭の中に詰め込んでいるような感じです。
[日刊アスキー] では、野尻さんとしては毎日夢みたいな日々ではないですか?
[野尻氏] そうですね。毎日楽しく会社に来ていますね(笑)。

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