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NEC、NECパーソナルシステムと共同でコンシューマ向けLinuxサービスを開始

1999年07月19日 00時00分更新

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  NEC(株)は、同社の販売会社であるNECパーソナルシステム(株)と共同で、コンシューマ向けデスクトップパソコン「ValueStar NX」シリーズ、ノートパソコン「LaVie NX」シリーズにおいて、Linuxサポートサービスを開始すると発表した。サービス自体はすべて、NECパーソナルシステムが行なう。

「LaVie NX」
A4オールインワン型ノートパソコン「LaVie NX」シリーズ。今後発売する機種についてもLinuxサポートサービスが提供されるという。このほか、コンシューマ向けデスクトップパソコン「ValueStar NX」シリーズにおいても同様のサービスが提供される

 提供されるサービスは、Linuxのインストールや、ネットワークセットアップサービス、周辺機器の設定、またLinuxインストール後のサポートサービスなど。これらサポートには、Windows 98とLinuxのマルチブート環境の設定や、同社で動作確認済みの外付けモデム、モデムカード、ネットワークカードの設定などが含まれる。対応する製品は、5月以降に発売された「ValueStar NX」シリーズと「LaVie NX」シリーズで、対応ディストリビューションは、TurboLinux 日本語版 4.0のみ。

 具体的には、ラオックス(株)や(株)亜土電子工業などパソコン量販店10社と提携して、ユーザーが製品を購入した際、または提携店舗にユーザーがパソコンを持ち込むことで、NECパーソナルシステムの有償サポートが受けられるような体制を整える。サービスは23日から順次開始する。価格はオープンだが、セットアップサービス基本料金が2万3000円前後の予定。モデムの設定、メールサポートなどはオプションとなる。

 NECによれば、Linuxセットアップ有償サービスは1年間で8000件、Linuxサポート有償サービスは1年間で1500件の販売を見込んでいるという。

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