A108: TEMPLE BELL(金森与明)
今年はどんな一年でしたか?
コルグ開発部の金森与明氏
「去年の暮れに出たカオシレーター、そしてKORG DS-10と、多くの皆さんに喜んでいただけて本当に嬉しい年でした」
来年はどうしたいですか?
「皆さんに驚いたり喜んでもらえるような製品を、どんどん作っていきたいですね」
ではDS-10ユーザーの皆さんに一言。
「除夜の鐘が良い例ですけど、DS-10で音作りを楽しんでいるうちに、自然とシンセサイザーの操作が身に付いたと思います。もし、もっと色んなことに挑戦してみたいと思ったら、それにびったりの製品が出たところなので……」
と、控えめな金森さんが言いにくそうにしているので代弁すると、アレというのは「microKORG XL」のこと。ascii.jpではこの新型シンセの詳細を来年早々に掲載の予定。請うご期待!
それでは鐘の音「ごーん」。
SYN1
NOTEは「G3」
GATEは「25%」
出音はVCO1の矩形波のみ使用。ただしVCO2もVCAのモジュレーター(リングモジュレーター)として利用するので、波形とPITCHの設定は忘れずに。DRIVEを少し上げ、VCFで減衰音を絞る。EGはDECAYとRELESEの設定がポイント
MGの三角波をCUTOFF INに入れ、微妙に音を揺らす。MGのVCO2をVCA INに入れて、さらに変調をかける
SYN2
NOTEは「D4」。SYN1より7半音高い
SYN1と同様にGATEは「25%」
VCOはどちらも三角波。VCO2はVCO1のモジュレーターとして利用。DECAYはSYN1より少し長め
MGのVCO2をVCO1 PITCH INに入れる
FX
ディレイを使って低音をブーストする、例の金森セッティング。DELAY TIMEは最小に。FEEDBACKは右に回し切る少し手前に設定
MIXER
SYN1のフェーダーを少し上げ気味にしてバランスを取る