WILLCOM D4の活躍を助ける周辺機器
WILLCOM D4は基本的に一般的なノートパソコンと使い勝手ではあまり差はない。周辺機器も同様だ。ただし、たとえばUSBがminiUSBであるため、周辺機器をそのまま接続できないケースもままある。そういった時に活躍するのが、小型の端子だ。
USBキーボードをそのまま使えるため、折り畳み式のUSBキーボードを持ち歩いている。ただし、使用頻度はそれほど多くはない。また、Bluetoothキーボードを持ち歩く場合もあるが、こちらの使用頻度も同様だ。
■マウス
マウスもあまり使用しない。ただし、ディスプレイにつないだ場合などは必須だ。ケーブル巻き取り式のUSBマウス(秋葉原の裏路地で投げ売りされていたものを購入)をたまに利用することもある。
■S11HT
本サイトの趣旨に反する(?)かもしれないが、筆者は外出時のインターネット接続はモバイルブロードバンド回線を利用するのが常となっている。具体的にはモバイルブロードバンド回線に接続したS11HTを、D4のBluetoothモデムとして利用している。そのため、W-SIMでの接続はS11HTが利用できないエリアでの利用となっている。そして無線LANが利用可能な場合は、無線LANを利用している。S11HTでの利用の場合、ほとんど不満のない速度での利用が可能だ。ストリーミングを視聴する場合、たまに映像がスムーズに再生できない場合があるので、バッファにためたりするようにしている。磐田からのサッカー試合観戦の帰りにSlingPlayerでスカパー!の「Jリーグアフターゲームショー」をよく見ることがある。最近は、意外に視聴できるエリアが拡大しているのを実感している。もっとも、動画自体はかろうじて動いているといったレベルの場合も多いのだけれど。
■Bluetoothキーボードの利用
Bluetoothキーボード(リュウドのRBKー2100BTJ)や、旧型のStoaway Bluetoothキーボード(英語版ながらTELEC認証済み)などを利用する場合もある。この場合は、ケーブルの取り回しが必要ないが、最初に認証していおく必要がある。
■使わなくなった周辺機器
RGBアダプタやドッキングステーションも購入したが、私の用途では使うこともなくなり、現在はその辺に転がっているだけだ。もちろん、デスクトップPC的に使いたい、メインマシンとして使いたいというユーザーには必須だろう。
なぜ私はWILLCOM D4を道具として使い続けるのか
理由は簡単。ほかにこれに変わるデバイスがないからだ。これだけ小型・軽量で液晶も美しく、実用的な大きさと解像度を持った機種はほかにはない。もちろん、これは私の用途には現在のところ最善に近いというだけで、個人差も大きいだろうし、私もOSはWindows XPのほうがよかったな、と感じる。だが、現状では多少の不便はあってもWindows XP化をしなければならない状況でもないし、とくにこのままで困ってはいない。
──Windows XP化が簡単に安価で可能になったらやるだろうけれど──
これはユーザーによるというか、どういった使い方をするかで大きく異なってくると思う。あくまで、筆者が実際に使用してみて感じたことだ。ユーザーによっては異なるメリット、デメリットがあると思う。まずメリットとしては、この大きさでWindows Vistaが搭載されているところだろう。それがストレスなく利用可能だ。Windows Vistaが搭載されているため、普通にパソコンのソフトウェアを利用することができる。
逆にデメリットもまた、Windows Vistaが搭載されてしまっている点であるともいえる。メモリが1GBしかないため、Vistaでの利用ではややつらいと感じる場合もあるかもしれない。動作自体は、Windows XPの方が快適だったかもしれない。
バッテリはそこそこもつ。満足がいく長さではないが、これは本機のサイズとトレードオフ的なものなので、やむを得ないことと感じている。それに大容量バッテリを別途1個用意すれば、結構なんとかなるものだ。
ともかく筆者にとっては欠かせない1台となってしまったが、一般的には、かなりユーザー・用途を選ぶ端末だ、と感じている。