NETCONFはこんな場面で活きる
現状は、データセンターなどでの設定自動化等で用いることができる。この仕組みを応用することで、今後は検疫ネットワークでのアクセス制御やエージェントの更新、スケジュールをベースにしたPoEでの給電、アプリケーションに合わせた動的な帯域制御など、さまざまな処理が容易に制御できるようになる。
アラクサラでは、AXシリーズの最新機種でON-APIに対応するほか、自社でも「AX-Config-Master」という管理ツールを提供している。AX-Config-Masterでは、GUIの画面により、ネットワーク構成や設定の一元管理、障害の検出、性能管理などを実現する。現場では配線するだけで、必要な構成定義はすべてAX-Config-Master上から行なえる。
また、機器の設定不整合を検知するほか、障害時の代替機の再設定も自動的に行なえる。これにより、短期間で障害復旧や設定変更が実現され、現場のエンジニアの負荷は大きく軽減されることになるだろう。