TREND 特集：Photoshopで始めるカンタンWebデザイン ― 第5回

ElementsでもOK！だんだん透明になるフォトショ画像の作り方 (2/2)

レイヤーマスクがないElementsでも作る場合は？

　もう1つ、「手元に古いPhotoshop Elementsしかない！」といったケースでも使える方法も確認しておこう。先ほどの方法に比べると多少の手間は必要だが、レイヤーマスク機能がない場合に有効な方法だ。以下の解説は「Photoshop Elements 4」をベースに進める。

　まず先ほどと同じく、同サイズの画像を2つ用意しレイヤーを分けておく。この状態で、新規レイヤーを作成（「Shift」＋「Ctrl」＋「N」、またはレイヤーパレットの「詳細」から、「新規レイヤー」を選択）。

レイヤーマスクを使わない場合はこの状態からスタートする

　次に、新たに作成した最上位のレイヤー（ここではレイヤー2）上でグラデーションツールを選択。種類は「線形」「描画色から透明に」を指定し、先ほどと同じく適当にグラデーションを適用する。

「描画色から透明に」を選ぶ

グラデーションを適用する。ここでは中央部分から左斜め上方向に適用

　続いて、レイヤーパレットで、「Ctrl」キーを押しながら最上位のレイヤー（ここではレイヤー2）をクリックする。すると塗り部分の選択範囲が作成された。

選択範囲が作成された

　選択範囲をそのまま維持したまま、2つ目の画像があるレイヤー（レイヤー1）を選び、「Delete」キーを押す。最後に、グラデーションを適用した最上位のレイヤー（レイヤー2）を非表示にすればできあがりだ。

完成した状態

　レイヤーマスクの場合に比べると少し手順は増えることになるが、実際にやってみるとこちらもそれほど面倒ではない。自分の使うツールに合わせて覚えておこう。