ユーティリティーで無線LANをセットアップ
Time Capsuleの設定には、OS Xに標準で付属する「AirMacユーティリティ」を使う。付属するディスクにもインストーラーは含まれているが、必ずしも最新版とは限らない。Time Capsuleのファームウェアも、このユーティリティー経由で組み込む方式だ。設定用のユーティリティーだけでなく、ソフトウェアも最新版を使うためには「ソフトウェア・アップデート」を行って、最新のAirMacユーティリティを入手するのが原則だ。
AirMacユーティリティは、Time Capsuleを含めた全AirMacシリーズの設定が可能だ。LANケーブルで接続する必要はなく、AirMacを搭載したMacが通信範囲内にあれば、無線LANで設定できる。設定する機種が複数あっても、順に選択して設定すればいい。
Time Capsuleの設定
「アプリケーション」→「ユーティリティ」フォルダーにある「AirMac ユーティリティ」を起動すると、周辺にあるTime Capsuleを自動検出して設定可能だ
アシスタント形式で設定する場合、まず設定時にTime Capsuleの名前と、設定を変更する際に使用するパスワードを入力する。パスワードは確認のため2回入力する
この画面の選択肢は意味がわかりにくい。Time Capsuleを使って新規に無線LANのネットワークを作成するためには、「ワイヤレスネットワークはなく、作成したい」を選択する
続いて無線LANクライアントから見えるネットワーク名と、そのネットワークに接続する際のWPA/WPA2パスワードを入力する。パスワードは2回入力する
Time Capsuleを単なる無線LANブリッジとして使うのか、DHCPとNAT機能を持ったルーター機能も利用するのかを選択。一般のプロバイダーに接続する場合は後者を選ぶ
WANポート側の接続形態を選ぶ。一般的なプロバイダーの提供するインターネット接続を利用するには、「PPPoE」を選べばいい。ルーター機能内蔵のモデムなら「LAN」を選ぶ
PPPoEで接続する場合には、プロバイダーから指定されたアカウント名、パスワードを入力する。「サービス名」はほかと識別するため以外の意味はないので適当な名前でいい
必要な項目をすべて入力すると、設定内容がMacからTime Capsuleに転送され、再起動する。設定は完了なのでウィンドウを閉じてユーティリティーを終了していい
設定後のインターフェース
【Time Capsule】機能も似通っているため、設定可能な項目は、ほとんどがAirMac Extremeと同様だ。ただし、「AirMac」パネルに「Time Capsule」が含まれていることで識別可能
【AirMac Extreme】外付けディスクを接続すれば、機能的にはTime Capsuleとほぼ同等となるだけに設定項目も変わらない。「Time Capsule」の部分が「ベースステーション」となっている
【AirMac Express】外部にハードディスクを接続することをサポートしないため、設定項目はほかの2機種とは異なる。代わりに音楽再生機能に関する設定項目が「ミュージック」として加わっている
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