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Centrino 2登場でますます盛り上がる

もう迷わない! CPU型番早わかり Intelノート編

2008年08月10日 12時00分更新

文● 小西利明/トレンド編集部

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低価格パソコンを席巻!? Atom

 低価格ノートパソコンに採用されているAtomプロセッサーは、UMPCやMID用として開発された「Atom Z」シリーズと、モバイル性能より低価格を重視したNetBook向けの「Atom N」シリーズの2種類が存在する。

Atom Zシリーズのパッケージ

Atom Zシリーズのパッケージ

 どちらもCPU自体のアーキテクチャーは同じで、製造プロセスも同じ45nm。低消費電力を重視したAtom Zシリーズは、FSBがパソコン用としてはかなり低速な100~133MHzで、省電力モードのC6に対応している。一方、Atom NシリーズのFSBは533MHzで、省電力モードC6には対応しない。そのため消費電力では、Zシリーズの方が有利となっている。

Atom Z520を搭載する「WILLCOM D4」

Atom Z520(1.33GHz)を搭載するMID「WILLCOM D4」。低消費電力が売りのAtomならではの製品だ

 Atom Zシリーズは5種類が発表されているが、ノートパソコンで採用されているのは、比較的高速な上位3種類(Z540、Z530、Z520)となっている。Atom Nシリーズは、今のところ「Atom N270」(1.60GHz)の1種類だけが提供されている。

Atom N270を搭載する「Aspire One」

Atom N270を搭載するAcerのNetBook「Aspire One」。価格は5万4800円

 ZシリーズとNシリーズでは、組み合わせるチップセットも異なる。詳細は関連記事3を参照していただきたいが、重要な点だけ挙げると、Atom Zシリーズではチップセット側の制限で、メモリー搭載量が最大1GBまでとなっている。そのため、Atom Zシリーズを搭載するマシンでWindows Vistaを動かすのは、CPUそのものの非力さと相まって、厳しいものがある。

 ラインアップは以下のとおり。

Atom Z/Atom N
プロセッサー・ナンバー クロック FSB 2次キャッシュ TDP プロセス
Z540 1.86GHz 133MHz 512KB 2.64W 45nm
Z530 1.60GHz 2.2W
Z520 1.33GHz
N270 1.60GHz 533MHz 2.5W

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