1台のドライブにOS X/Vista/XPをインストール
Boot Campの一歩進んだ使い方
Boot Campでは、MacボリュームとWindowsボリュームの2つしか作成できないため、1台のハードディスクで2つ以上のOSを切り替えて利用するのは不可能だ。しかし、Leopardの「ディスクユーティリティ」を使えば、Mac OS、Windows XP/Vistaの3つのOSをインストールし、それぞれ切り替えて使えるようになる。
準備として内蔵ハードディスクのMac OSを外付けハードディスクに「ディスクユーティリティ」の「復元」でバックアップする。
次に、内蔵ハードディスクを「パーティション」パネルで3ボリュームに分割し、XPをインストールするボリュームのフォーマットを「MS-DOS(FAT)」に設定。そのほかは「Mac OS拡張」のままでパーティションを分割しよう。これで、インストールの準備は整った。
まず、バックアップしたMac OSを外付けハードディスクから復元。
XPのインストールCDから起動し、XP用ボリュームにインストールする。完了したら、LeopardのインストールDVDをセットして「Boot Campソフトウェア」をXPにインストールする。
次に、XPの「コントロールパネル」にある「管理ツール」でVista用に作成したパーティションを削除。削除したパーティションに対して右クリックの「新しいパーティション」を実行し、NTFSでフォーマットする。このとき、「新しいパーティションウィザード」が開くので、「プライマリーパーティション」を選んで、「パーティションのフォーマット」で「ファイルシステム」を「NTFS」に、「アロケーションユニットサイズ」は「規定値」に指定しよう。
フォーマットが完了したら、いよいよVistaのインストールだ。XPを起動したままVistaインストールDVDをセットし、インストール作業を始める。
インストール先は、フォーマットし直した3つ目のパーティションなので間違えないこと。インストールが完了したら、XPと同様に「Boot Campソフトウェア」をインストールして、作業は終了だ。なお、Windowsボリュームから起動すると「ブートマネージャ」で、XP/Vistaを選べる。
(次ページに続く)