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世界2000万部 怪物級の人気ファンタジー小説

「アイスウィンド・サーガ 暗黒竜の冥宮」が発売!

2008年07月31日 00時00分更新

文● 第八編集部 英語&海外文芸課 クドー

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 世界15ヵ国語に翻訳されている大人気・冒険ファンタジー小説「アイスウィンド・サーガ 暗黒竜の冥宮」が、本日7月31日(木)に、アスキー・メディアワークスより発売されました。

「アイスウィンド・サーガ 暗黒竜の冥宮」の表紙

「アイスウィンド・サーガ 暗黒竜の冥宮」 R.A.サルバトーレ 著、府川由美恵 訳 /定価:2100円 (本体2000円) /発売日:2008年7月31日 /形態:四六判(576ページ) /ISBN:978-4-04-867255-9


世界2000万部、15ヵ国語に翻訳された剣と魔法の大人気小説
ダークエルフ、ドワーフ、蛮人らの伝説の旅が始まる!

 世界15ヵ国語に翻訳された、累計2000万部の人気ファンタジー小説。ダークエルフ、ドワーフ、蛮人らの伝説の旅がここから始まる! ミスリル・ホール探索編第1弾!! ドワーフの伝説の故郷ミスリル・ホールを探すべく、〈フォーゴトン・レルム〉の都市や荒野を旅するドリッズト(ダークエルフの魔法剣士)ら一行。彼らはトロールなど邪悪なモンスターが巣くう大地で、生死の淵をさまよう苛酷な冒険の数々を余儀なくされる。その一行を、冷酷な暗殺者と狡猾な魔法使い、不死身のゴーレムが追う……。


●編集者より

 かつて富士見文庫より全六巻で刊行されていた「アイスウィンド・サーガ」は、二刀流のダークエルフ剣士ドリッズトを主人公とする豪華絢爛な「剣と魔法」の冒険絵巻として、いまだに根強いファンを多く獲得しています。この作品は現在に至るまで世界15国語に翻訳されており、今年で誕生から20周年を迎えるという――そしていまだに続きの新作が米国で刊行され続けているという――英語圏では怪物とも言える大人気シリーズです。

 今回刊行させていただいた「アイスウィンド・サーガ 暗黒竜の冥宮」は、富士見文庫版の3巻と4巻を合わせた内容に相当する作品になります。ただし、今回の翻訳のもととなった原書は、富士見文庫版にさらにドリッズトの独白文章などが大幅に追加された「完全版」と言えるものです。日本語訳も、より原文に即しつつも読みやすく一新しておりますので、富士見文庫版をお持ちの方も、ぜひこの機会にご一読頂ければ幸いです。

 本巻は、アスキー/エンターブレインから発売されていた「アイスウィンド・サーガ」(1~3巻)の続きにあたりますが、それらをお読みでない方でも、全く違和感なく楽しめます。なぜなら、この巻から、いよいよ〈フォーゴトン・レルム〉世界をまたにかけての大冒険が始まるからです。原作者も、最初に登場人物の紹介とも言える文章を挿入したり、過去のいきさつを丁寧に振り返ったりと、この巻から読み始めても問題ないよう配慮して作品を書いていますので、どうぞ安心して読み始めていただきたいと思います。ページ数は全576ページですが、既刊の「アイスウィンド・サーガ」よりも大人向けの文体、そしてより文字数を多く詰め込んだレイアウトになっていますので、アスキー/エンターブレイン版3冊分のボリュームを一気に読める感じになります。

 その内容たるや……すごい、の一言です。この巻では、ドワーフの幻の故郷、ミスリル・ホールを探すのが旅の主目的となっていますが、ドリッズト(ダークエルフ剣士)、ブルーノー(口の悪いドワーフ)、ウルフガー(素朴な怪力のバーバリアン)、レギス(腹ペコのハーフリング)らが〈フォーゴトン・レルム〉を旅するめくるめく冒険のなかに、ぎっしりとさまざまな要素が詰まっています。例えば、荒くれ者が集う酒場、悪党どもが隠れ潜む裏通り、裏のある街の衛兵、見知らぬ蛮人たちの奇妙な風習と呪術の恐怖、街の権力者たる邪悪な魔術師、召還される亡霊、不可思議な仕掛けで満たされた魔術師たちの楽しい村、荒れ狂う天候のなか荒野を進む恐怖、険しい岩場で襲い来るオークの群れ、手足を切っても首を切っても無限に再生するトロールが膨大に棲息する大湿原、各地で手に入るミスリル・ホールへの情報の断片、華やかなりし時代の伝説、そして古代の隠された要塞、魔法の秘宝、そして恐るべきドラゴン……まだまだ枚挙にいとまがありません。こうしたイベントの数々に、華麗なまでの剣技を持った冷酷な暗殺者エントレリ、さらには邪悪な魔法使いとそのしもべの不死身のゴーレムの執拗な追跡劇や、邪悪なダークエルフ族であるがゆえに世界各地で嫌われ、ののしられ差別されるドリッズトの悲劇などが絡まって、語り尽くせぬほどの興奮と満足、そして感動を与える一大長編になっています(富士見文庫版を何度も読んでいるわたしですら、また何度も泣きそうになりました……)。

 ぜひこの機会に、ご一読をよろしくお願いいたします。

 もちろん、ダンジョンズ&ドラゴンズの〈フォーゴトン・レルム〉世界を知る資料としても、一級の内容を持っていると思っていますので、そういった楽しみ方をしたい方にもおすすめです。


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