Q4 地デジ番組は全部ダビング10になるの?
A 必ずしもすべての番組がダビング10対応になるわけではない。ダビング10に対応するかどうかは番組ごとに異なり、それは放送局側が決定する。従来のコピー・ワンス、またはコピー不可で放送される番組もあるのだ。
ちなみに電子番組表(EPG)では、番組がダビング10対応かどうかの表記はされないので事前に知ることはできない。録画した後に確認することになる。
Q5 オリンピックは全部ダビング10で録れるの?
A NHKは北京オリンピックの全28競技、トータル350時間を衛星第一(BS1)で放送することを明らかにしている。地デジ(総合テレビ)では198時間なので、オリンピックをもれなく録画したいならBSデジタル放送がいいのだ。
BSデジタル放送では、基本的に無料放送はダビング10対応となる見込みだが、すべてがダビング10には対応せず、有料放送は従来通りコピー・ワンスでの対応となる。
なお、CS放送では一部の放送がダビング10に対応する予定。例えば「e2 by スカパー!」では「テレ朝チャンネル」「朝日ニュースター」「 FIGHTING TV サムライ」の3チャンネルがダビング10対応となる。
訂正とお詫び:掲載時、すべてのBSデジタル放送がダビング10に対応しないととれる記述があったため、修正しました。NHKのBSデジタル放送に関しては、基本的にダビング10が適用されます。(7月4日)
地雷3 7月4日の番組がダビング10で録れない!
7月4日午前4時からダビング10の運用が開始されるが、必ずしもすぐにダビング10が利用できるわけではない。
HDDレコーダーや地デジチューナー内蔵パソコンなど、手持ちの機器がダビング10への対応を表明していても、ソフトウェアのバージョンアップを行なう必要がある。ただ、バージョンアップ対応時期はメーカーや機器によってまちまちだ。
例えば、パナソニックのDIGAは2006年以降に発売された機種についてダビング10運用開始までに対応するが、ソニーのBD/DVDレコーダーは現行機種のみ当日の午前5時、旧機種は後日対応という形をとっている。特に1年以上前の旧機種は、ほとんどのメーカーがダビング10運用開始後の対応を表明している。
なお、各メーカーのレコーダーの対応状況についてはこちらの記事にまとめてあるので参考にしてほしい。