ハイビジョン映像をリサイズしてエンコードしよう!
ややこしい話が続いたが、借りたハイビジョンムービーが重すぎて再生できない(動きがガクガク、音声がどんどんズレる)場合は、次のようにエンコードしよう。
なお手元にハイビジョン映像がないという場合は、実験で利用しているチューリップの成長の早送り映像をどうぞ。
注意:チューリップのハイビジョン映像は、デジタルカメラで撮影した画像をムービー化したもので、1980×1080ピクセルの30fpsプログレッシブ映像になっています。実際の放送の映像(インターレース映像)とは異なることに注意してください。この実験では、プログレッシブとインターレース映像による違いは出ません。
1)AviUtlを起動してプレビューサイズを小さくする
AviUtlを起動したら「表示」メニューの「拡大表示」-「25%」を選ぶ。
2)ハイビジョン映像のファイルをAviUtlにドロップする
もし映像のサイズが大きくて読み込めないという旨のメッセージが表示された場合は、「ファイル」メニューの「環境設定」-「システムの設定」で表示されるダイアログで、最大画像サイズを1980×1080に設定し、AviUtlを再起動しよう。
3)リサイズ後の大きさを決める
先に説明した通り、オススメのサイズは768×432ピクセル。とりあえずこのサイズでエンコードしてみて、まだ再生がモタつくようなら512×288ピクセルまで解像度を下げるといいだろう。
出力するムービーのサイズは、「設定」メニューの「サイズの変更」-「指定サイズ」で表示されるダイアログボックスで行なう。
[OK]ボタンをクリックすると、出力するムービーのサイズのプレビュー画面に切り替わるため、映像が小さくなってしまう。1)の手順と同様にして、プレビューサイズを100%など大きめに設定し直そう。
4)コーデックの設定
AVIファイルの出力は、先日とほぼ同じ。「ファイル」メニューの「AVI出力」を選ぶ。
「ビデオ圧縮」ボタンをクリックして、コーデックを選択。「設定」ボタンをクリックして、DivXの設定を行なう。
5)DivXの設定
先日の設定では「認定プロファイル」を「Home Theaterプロフィール」に設定した。しかし、このプロファイルでは最大画像サイズが720×480ピクセルの映像までしか出力できない。今回出力する映像は、768×432ピクセルなので「Home Theaterプロフィール」では対応できないため、ワンランク上の「720高画質プロフィール」を選ぼう。
なお512×288の場合は「Home Theaterプロフィール」のままでかまわない。
また「レートコントロールモード」は、先日と同じ「1パス-品質依存」で、「ターゲット クォンタイザー」は「4」に設定する。
6)音声コーデックの設定 先日同様[オーディオ圧縮]ボタンをクリックし、「Lame MP3」の「44100 Hz, 192 kbps CBR, Stereo 23 KB/秒」を選んでおこう。
音声の品質は好みに応じて変更してもOK。
(次ページへ続く)
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