今、SDメモリーカードの価格が暴落中だ。「SDHCってナニ?」「高速タイプってどんだけ速いの?」といった解説は次ページ以降に回すとして、まずは量販店で価格帯をチェックしてみよう。1GBのSDメモリーカードが2000円前後で、大容量モデルもおおよそ容量に比例した価格になっている。
量販店の売れ筋SDメモリーカードの価格帯 | ||||||
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メディア | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB |
SDメモリーカード | 1800~2500円 | 2980~3980円 | ―― | ―― | ―― | ―― |
SDHCメモリーカード | ―― | ―― | 4680~5980円 | 1万~1万2000円 | 2万4800~3万3000円 | 5万9800円 |
高速タイプSDメモリーカード | 3680~4980円 | 4980~5980円 | ―― | ―― | ―― | ―― |
高速タイプSDHCメモリーカード | ―― | ―― | 7980~1万円 | 1万6800円 | 3万3000円 | 6万1500円 |
確かに安いが価格ばかりに目が行くと……
秋葉原の激安店やオンラインショップなどでは、1GBのSDメモリーカードが500円以下、16GBのSDHCメモリーカードが7000円を切るなど、量販店の2分の1から3分の1で売っている製品もある。ほとんどが中国製で、とりあえずは動作すると考えていい。
ただ、デジカメやケータイで撮った大事な写真を記録するメディアであることを考えると、安さばかりに目を奪われるのではなく、信頼できるメーカー製品を購入することをお勧めする。
筆者は日常的にデジタルデバイスを利用しているが、フラッシュメモリーメディアの故障にはお目にかかったことがなかった。
しかし、先日初めて原因不明のエラーに遭遇した。よりにもよって旅行中で、大事な写真を失う羽目になったのだ。そのときに使っていたのが、無名ブランドの超激安SDHCメモリーカード。
4GBで1800円を切る製品を見つけ、目を疑いつつも即購入してしまったもの。もう激安メディアには手を出すまい、と心に誓った出来事だ。CD-Rメディアが2年ほどで根こそぎ読めなくなり、貴重なライブラリーをロストした時にも誓ったはずなのだが、また繰り返してしまったのは猛省したい。