Audio Check!
まずはノイズキャンセリングの実地検証結果から行なう。
AIノイズキャンセリングを随時利用しながら、駅までの徒歩、電車ホームや電車内、大型家電量販店の店内で視聴してみたが、どの環境でも非常によく効いていた。
バスのような大型車両の走行音もエンジン音が極端に軽くなり、タイヤが路面を転がる音の方が目立つほど。駅の改築工事のうるささも気にならない程度に押さえ込まれた。特に驚かされたのは家電量販店での効果。エスカレーターの駆動音や店内BGMなど不快な低音が驚くほどクリアにカットされた(店内のうるささを思い知らされた感もある)。
総評として、既存製品を上回るレベルのノイズキャンセリング効果を備えると言えよう。また、ノイズキャンセリングヘッドホンにありがちな、気圧が変わったかのような耳(というか鼓膜)への圧迫感が少ないことも特筆したい。
音質は連載で常用している再生環境(第3世代iPod nano)で、Appleロスレス形式の音楽ファイルを再生して確認した。
まずはジャズボーカル、Jacinthaの「Lush Life」。ウッドベースは下手に膨らむことがなく、適切な量感と確かな音程感で描写される。シンバルも金属的な音の粒子を感じさせる細やかさ。ボーカルもやはり、音像を膨らませすぎずにしかし十分に肉感的。
ロックからはRed Hot Chili Peppers「Stadium Arcadium」を聴いたが、こちらもベースやドラムスの響きを不必要にビッグにすることがなく、リズムのソリッドさを保つ。ディストーションギターの厚み、スネアの抜け具合などもよい。
「ノイズキャンセリングイヤホンの割には」というエクスキューズなどなしに、満足できる音質だ。
総合評価
さすがに「周囲の騒音を約99%低減」までは実感できないが、最高レベルのノイズキャンセリング効果を持つのは確かだ。音質も既存のノイズキャンセリングヘッドホンを一歩リードと言えるのではないだろうか。気軽に買える価格(4万9350円)ではないが、それに見合うだけの価値を感じさせてくれる製品だ。
| MDR-DNC500D 製品情報 | |
|---|---|
| 製品名 | MDR-NC500D |
| ドライバー | 直径40mm(CCAWボイスコイル採用) |
| 音圧感度 | 102dB/mW |
| 再生周波数帯域 | 5Hz~24kHz |
| 入力プラグ | 金メッキステレオミニプラグ(0.5mコード)、金メッキL型ステレオミニプラグ(1.5mコード) |
| ケーブル長 | 約0.5m×1、約1.5m×1、電池ケース付きコード約1.5m×1 |
| 質量 | 約195g |
| バッテリー駆動時間 | 約15時間(内蔵リチウム充電池使用時)、約10時間(アルカリ乾電池×2 使用時) |
| 付属品 | 航空機用プラグアダプター、金メッキL型ステレオミニプラグ、金メッキステレオミニプラグ、金メッキステレオ標準プラグアダプター、ケース |
| 価格 | 4万9350円 |
| 発売時期 | 発売中 |
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