外資系企業ではお馴染みのアレ
MacBook Airの発表会で注目された封筒は、外資系企業に勤めたことのある人なら見慣れた封筒だ。筆者は過去、ThinkPadをメイン機として使っていた頃、そっくりなデザインの「革製の封筒もどき」(通称:ドキュメントケース)をあつらえたことがある。米国ではポピュラーな商品だが、ドキュメントケースはリーガルパッドホルダー(メモ帳を入れる手帳)と並んで、日本人には馴染みの薄いステーショナリーだ。
しかし、発表会のスポットライトを浴びた黄色い封筒は、一躍、MacBook Airの標準インナーケースの基準となってしまった。
米国では便乗商法の先陣として、素材を紙から合成皮革に変更しただけの「AirMail」と呼ばれる封筒型専用ケースが登場した。筆者はAirMailを早速、衝動買いして、ケース本体と同じくらいの国際宅急便費用をかけて輸入した。そして、MacBook Airが生まれる以前から所有していたふたつのドキュメントケースと、その快適度を比べた。
さすがにMacBook Air登場後にきちっと採寸して製造されたAirMailのフィット度は高いが、残念ながら、一般的に高級なイメージのあるMacBook Airには不釣り合いなくらいお粗末だ。これなら潔く本物の紙封筒の方が洒落が効いている。
既に筆者が所有していたドキュメントケースの中では、ほんの少しタイトだがCOBUのマチ無しドキュメントケースがピッタリだった。少し高級なGentenの鹿革のドキュメントケースもMacBook Airには似合っているが、ほんの少し短め。MacBook Airの理想的ケースに行き着くまでまだ半年はかかりそうだ。
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
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