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2008年03月07日更新

文脈で対象が異なる「peripherals」

 『会社四季報』などを読んでいると、よく見かける話題がある。最近の技術者の不足は、特に組み込み系の職種で技術者不足は深刻で、企業の収益を圧迫するレベルに達しつつある。これは深刻な問題であるが、技術者にとって、市場価値という意味では極めて有望な職種と言えるのではないだろうか。

 そこで、今回は組み込み系分野でも頻出される英単語「peripherals」について紹介したい。『リーダーズ英和辞典』(研究社)で意味を調べると以下のとおり。

peripheral(s)
周囲の、周辺の、周縁の

 この単語の意味から、IT英語(組み込み系英語)の文脈では「周辺機器(peripheral device)」といった意味で使用されている。使用例を見てみよう。

the external peripherals are the hardware devices that reside outside the processor chip.(周辺機器はプロセッサーチップの外側にあるハードウェアです。)

 この場合、peripheralsは例えばキーボードやディスプレーなどのデバイスも指している。ただし、単純に「peripherals=peripheral device」と関連付けてはならない。peripheralsは、あくまでも「周囲の」「周辺の」「周縁の」という意味の単語であって、使用される文脈によってperipheralsが指す内容が変わってくるのだ。典型的なのが以下のような英文だ。

A group of devices which may be contained within the calculator are called internal peripherals(計算機内にあるデバイス群は、「内蔵の」(周辺)機器と呼ばれます。)

 つまりここでのperipheralsは、前述のキーボードなどのプロセッサーチップの外にある周辺機器群ではなく、“内蔵されている”(プロセッサーチップ以外の)デバイスのみを指している。

 IT英語では、それぞれを明確に区別するためにperipheralsの前に「external」や「internal」といった形容詞が付けられることがある。実際に英文でperipheralsに出会ったときは、まず文中の形容詞に注意を払い、そして、形容詞がなければ、文脈からperipheralsが指す内容を慎重に理解しなければならない。

IT英語

Illustration:Aiko Yamamoto

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