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「オフラインでもできる情報共有」――アセントネットワークス新Wikiツール提供開始

2008年02月21日 20時44分更新

文● アスキービジネス編集部

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アセントネットワークスは、2月21日、ウェブサービス「Tim Wiki」の提供を開始した。同サービスはWikiを基盤につくられたSaaS型のコラボレーションツール。


スムーズなプロジェクト進捗管理によって生産性を向上させる


 アセントネットワークスのウェブサービス「Tim Wiki」は、情報共有を目的とした法人向けコラボレーションツール。ユーザーが業務報告書や議事録などをTim Wiki上に書き込むことで、プロジェクトの進捗管理や社内ノウハウの蓄積に利用できる。同サービスはUIに「WYSIWYG編集ツール」と呼ばれる独自開発のエディターを採用しており、ワープロソフトを使う感覚で書き込むことが出来る。したがって、通常Wikiツールを使うときに覚えなければならない「Wiki文法」を知らないユーザーでも気軽に使えるようになっている。アセントネットワークス 代表取締役社長 朴 世鎔氏によると「メールができるユーザーなら簡単に使える人にやさしいインターフェイスになっている」とそのユーザビリティの高さを強調する。

アセントネットワークス 代表取締役社長 朴 世鎔氏

アセントネットワークス 代表取締役社長 朴 世鎔氏

アセントネットワークス 代表取締役社長 朴 世鎔氏

 Tim Wikiの主な特徴として、「オフライン機能」と「バージョン衝突防止機能」が挙げられる。

 Wikiサービスの多くはオンラインでなければ使用できないケースが多い。しかし、Tim Wikiはオフライン状態でもWebアプリケーションを利用できる技術「Google Gears」を採用しているため、クライアントPCにTimWikiのデータをダウンロードし、オフライン環境で作業ができる。オフラインで編集した内容は次回のオンライン環境時に同期され、履歴も残る。たとえば、営業職のユーザーがノートPCにTimWikiのデータを入れておけば、訪問先のインターネット環境の有無にかかわらず、顧客情報や会議内容を記録しておき、後で社内で共有するといった使い方ができる。

TimWikiの画面イメージ(画面クリックで拡大)

TimWikiの画面イメージ(画面クリックで拡大)

 また、TimWikiは複数のユーザーが同じタイミングで編集した際のコンフリクトが起こらないようにするため、「バージョン衝突防止機能」が搭載されている。複数のユーザーが同タイミングで編集し、公開しようとすると、画面に他のユーザーの作業状況が登場し注意を促す。ユーザーはその画面を見ながら、重複した内容を消したり、常に最新の情報が公開されるように調整が可能となる。

バージョン衝突防止機能の画面イメージ。両サイドにそれぞれのユーザーが公開しようとしているページが表示される(画面クリックで拡大)

バージョン衝突防止機能の画面イメージ。両サイドにそれぞれのユーザーが公開しようとしているページが表示される(画面クリックで拡大)

 TimWikiのプラン名と価格体系は下記の通り。ファイル容量20MBまでの無料体験版も提供されている。アセントネットワークスは同サービス開始3カ月後の時点で、100社の導入を目指す。

プラン名 プロジェクト数 ファイル
容量
ユーザー数 メール
サポート
電話
サポート
月額
Free 1 20MB 10 なし なし 無料
Basic 5 500MB 30 月1回 なし 3000円
Plus 15 2GB 100 月1回 なし 1万円
Premium 50 6GB 300 月3回 なし 3万円
Max 無制限 12GB 無制限 無制限 無制限 6万円

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