海外旅行者だけでなく、タイ人にも人気のカンチャナブリー
カンチャナブリー周辺で最大の集客力を誇る観光地は、英国映画「The Bridge on The River KWAI(戦場にかける橋)」で有名になった「クワイ川鉄橋」だ。この橋はいろいろな名で呼ばれていて、日本名は「メクロン河永久橋」、タイ名は「サパーン・ロットッファイ・カーム・メーナーム・クウェー・ヤイ」などがある。
カンチャナブリーの観光客の最大勢力は欧米人と思われがちだ。しかし、実はタイ人と欧米人とでニ分しているというのが正しい。観光中の欧米人がカンチャナブリー市内に集中しているのに対して、タイ人はカンチャナブリー~エラワン滝までの広範囲、つまりカンチャナブリー県全土にまんべんなく散らばっているのだ。
バンコクの若者にすれば、海ならパッタヤーかフワヒン、山ならカンチャナブリーというのが週末観光のお約束だ。移動手段は、鉄道、バス、自家用車に分かれるが、最近では自家用車の比率が増えてきたように思える。カンチャナブリーには週末になると、観光特別列車(3ケタの列車番号が特徴)が走る。また、シンガポール~タイを結ぶ豪華列車「イースタン・オリエンタル・エクスプレス」もメクロン河永久橋までは乗り入れる。
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