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「W5」と「W7」の温度を計測してみた

【レビュー】冷却ファンの効果は絶大! モバイルノート「Let'snote W7」

2007年10月22日 19時17分更新

文● 石井英男

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 松下電器産業(株)の「Let'snote」シリーズといえば、軽くて堅牢で、バッテリー駆動時間も長いという、3拍子揃ったモバイルノートとして人気の製品だ。

 9月末に発表された2007年秋冬モデルは、全モデルで最新チップセット「Intel GM965 Express」を採用し、描画性能などが大きく向上。「耐落下衝撃76cm」や「キーボード全面防滴」などの耐久性能も全モデルで搭載するなど、モバイルノートとしての完成度がさらに高まったのが特徴だ(関連記事1関連記事2)。

W7
「Let'snote W7」。11月16日発売予定で、編集部による予想販売価格は25万円前後

 その秋冬モデルの中で最も大きく進化したのが、12.1インチ液晶ディスプレー搭載の「Let'snote W7」(W7)と「Let'snote T7」(T7)だ。W7が右側のパームレスト部分にDVDスーパーマルチドライブを搭載した2スピンドルモデル、T7は1スピンドルモデルとなる。W7とT7は、光学式ドライブの有無という違いはあるものの、ベースとなる筐体は同じ姉妹機。ともに夏モデルから筐体を一新して、フルモデルチェンジを果たした。

 今回はそんな新機種の中からW7を選び、旧モデルの「Let'snote W5」(W5)と比較していく。なお、今回試したW7は量産試作機のため、実際に販売される製品とは完全に同じ結果にならない可能性がある。

W7とW5
写真左がW7、右がW5だ


やっぱり気になるのは「ファン搭載」


排気口
W7はキーボード上から見て左側にCPUやチップセットなどの発熱が大きいパーツを搭載している。この熱を排出するために本体左側面にファン排気口を用意する

 W7とW5はさまざまな点で異なるが、使い勝手に大きく影響を与えそうなのが、W7に新搭載された冷却ファンだ。

 従来のLet'snoteシリーズ(低電圧版CPUを搭載している「Let'snote Y」シリーズを除く)は、ファンレス動作を実現していることが特徴のひとつであったが、今回の秋冬モデルでは一転して、全モデルに冷却ファンを採用した。

 静粛性という面ではもちろんファンレスのほうが有利だが、秋冬モデルではIntel GM965 Expressチップセットを採用したことで発熱量が増加し、ファンレスでの動作が困難になったためだ。

 といっても従来のファンレスモデルでも、CPUなどに長時間負荷をかけていると本体のパームレストなどがかなり熱くなって、人によっては不快感を感じる問題が起こっていた。また、周囲の環境によっては、CPUの温度が上がりすぎて「サーマル・スロットリング」(最大動作温度を越えた際に、プロセッサーの動作周波数を低下させる機能)が働き、パフォーマンスが低下することもあった。

 一方、ファンを搭載すれば冷却能力が向上するため、長時間使っていても本体の温度があまり上がらないだろうし、パフォーマンスが低下するという問題も起こらないはず。今回のレビューでは、そうしたファンの搭載でどれくらい冷却効果が上がったかを中心に調べた。結論を先に述べると

  • ファンの騒音は、通常利用ならあまり気にならない
  • ファン制御ユーティリティで「低速」に設定すれば、静音性が向上する
  • ファンの冷却効果は絶大。底面の温度は最大19度も低下した

といったところだ。早速、詳細を見ていこう。

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