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日本HPとソフトバンクBBが携帯電話を使ったWeb認証プラットフォームを発表

2007年09月25日 20時16分更新

文● アスキービジネス編集部

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日本ヒューレット・パッカード株式会社はソフトバンクBB株式会社と25日、都内で共同で記者会見を開き、携帯電話を利用したWeb認証プラットフォームに関して協業を開始すると発表した。


携帯を使った2経路複合認証に対応


 今回発表された製品は、日本HPのWebシングルサインオン・ソリューション「HP IceWall SSO」のオプションとして、ソフトバンクBBの携帯電話を使った認証サービス「SyncLock」を連携させるもの。

 HP IceWall SSOは、1回のログイン操作で、複数のWebシステムの利用を可能にするソフト。これまでユーザー認証手段として、標準的なID/パスワードを入力するシステムに加え、日立ソフトの指静脈認証システムやソリトンのICカード認証システムなどに対応してきたが、今回新たに携帯電話を利用したSyncLockにも対応することとなった。

 SyncLockはPC画面上に表示される4桁のワンタイムパスワードを、携帯電話から入力する認証サービス。ユーザーにとってはICやパスワードを記憶する必要がないというメリットがあり、さらに、PCと携帯電話という2経路複合認証を実現しているため、高い安全性と確実な本人認証が可能になるとしている。

 今後両社は、金融業や流通業、小売業などをターゲットに、大規模なWebサービスを持つ企業にこのシステムを提供していくという。また、製品は日本HPがHP IceWallにSyncLockとその連携モジュールをパッケージして販売していくとしている。

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