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日立、世界初のBDビデオカメラ“DZ-BD”シリーズを発売

2007年08月02日 21時50分更新

文● 編集部 永水和久

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日立製作所(株)は2日、東京・丸の内の丸ビルで記者発表会を開催し、1920×1080ドットのフルハイビジョン映像を撮影できるビデオカメラとして、記録メディアに直径8cmのBlu-rayディスクを世界で初めて採用する『DZ-BD7H』と『DZ-BD70』を30日に発売すると発表した。DZ-BD7Hは30GBのHDDを内蔵し、Blu-rayディスクとHDDどちらにも1920×1080ドットのフルハイビジョン映像を記録できる。価格は、DZ-BD7Hが19万円前後、DZ-BD70は16万円前後。

DZ-BD7H

世界初のBDカム『DZ-BD7H』

HDDのあり/なしで選べるラインナップ

左からDZ-BD7H、DZ-BD70

左からDZ-BD7H、DZ-BD70

DZ-BD7HとDZ-BD70の仕様の違いは、DZ-BD7Hが記録メディアにHDDを内蔵する以外は同等となっている。なお、Blu-rayディスクドライブは8cmDVDディスク(DVD-R/-RW/-RAM)への書き込みにも対応している。

撮像素子は、米AltaSens社と共同開発した、1/2.8インチサイズの総画素数約530万画素(動画有効画素数約207万画素/静止画有効画素数約432万画素)のCMOSセンサー(原色フィルタータイプ)で、プログレッシブ読み出しに対応している。画像処理回路には“Picture Master Full HD”を採用したことで、Blu-rayディスクとHDD(DZ-BD7Hのみ)にAVC/H.264方式で記録できる(DVDディスクにはMPEG-2方式での記録になる)。撮影時間は、Blu-rayディスク1枚に最高画質で記録した場合で約1時間。出力端子としてHDMIケーブルを装備する。

なお、今回動画の圧縮方式に採用されたAVC/H.264は、Blu-rayディスク形式のビデオフォーマット“BD-Video”で採用している“High Profile”タイプのもの。また、音声の記録方式も、BD-Videoで採用しているドルビーデジタルで記録することで、一般的なBlu-rayディスクプレーヤーや、(株)ソニー・コンピュータエンタテインメントのゲーム機『プレイステーション 3』などで再生が可能だという(ただしメーカーは保証外としている。再生可能なプレーヤーについては確認中とのこと)。なお、AVCHD規格での書き込みには対応していない

DZ-BD7Hは、パソコンレスでHDDに記録した動画をBlu-rayディスクにAVC/H.264方式で、DVDディスクにはMPEG-2方式でダビングが可能。ダビング機能として、お気に入りのシーンを選んでダビングできる“えらんで”モードや、容量が大きいサイズの場合に、自動で複数枚のディスクに分割してダビングする“自動分割ダビング”モードなどを備える。

編集用のソフトとして、(株)ピクセラ社製の『ImageMixer 3 HD Edition for BD カム』を同梱する。対応OSはWindows Vista/XP SP2。なお、CPUはCore 2 Duo-2.66GHz以上を推奨としている。

『BDR60.1P』

『BDR60.1P』

『BDRE60.1P』

『BDRE60.1P』

同日、日立マクセルは、日立製作所が今日発表した2機種に対応する8cmサイズBlu-rayディスク(7.5GB)として、『BDR60.1P』(追記型)と『BDRE60.1P』(書き換え型)を10日に発売すると発表した。価格はオープン。予想実売価格はBDR60.1Pが2500円前後、BDRE60.1Pは3500円。

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