IDSシェアー・ジャパンは、中堅中小企業における内部統制の構築を支援するソリューションパッケージを発表した。同社の支援ソフトとハードに加えて、コンサルティングや研修を含めた包括的なソリューションを提供する。最小構成では、3000万円以下で日本版SOX法への対応が可能だという。
最小構成では3000万円から包括的な支援サービスを提供
「ITSIC(IDS Scheer Total Solution for InternalControl)」は、専用ソフト/データベース/ハードから、コンサルティング/プロジェクトメンバーへの研修までをパッケージ化した内部統制構築支援サービス。(1)内部統制コンサルティング、(2)文書化・運用評価ツール、(3)文書化支援コンサルティングの3つで構成される。
内部統制コンサルティングは、全社統制・業務処理統制・IT全般統制に関するノウハウを提供し、プロジェクトの立ち上げからドライラン(試行運用)までを支援する。
文書化・運用評価ツールは、IDSシェアーの「ARIS Platform」を提供する。ビジネスプロセスモデリングツールである「ARIS Business Architect」と、内部統制評価ツール「ARIS Audit Manager for J-SOx」を使い、文書化と運用評価を効率化する。
文書化支援コンサルティングは、業務フロー、業務記述書、リスクコントロールマトリクス(RCM)の作成を支援する。これには研修プログラムを含み、自社で継続的な統制活動を行なえるようにする。
最小構成の参考例としては、9カ月間、プロジェクトメンバー3名の場合で、約2800万円から。IDSシェアーではまず西日本地区を皮切りに、順次全国展開を図るとしている。