(株)Media Shakersが運営する、20歳から34歳までの若年層男女のマーケティング調査期間であるM1・F1総研は6日、2007年上半期に最も流行・話題になったものを表彰する“2007年上半期 M1F1グランプリ”を発表した。グランプリには、3月18日に販売/サービス開始された首都圏の交通機関向け電子マネー“PASMO”(パスモ)が選ばれた。
PASMOが選ばれた理由についてM1F1総研では、“お気に入り度”“話題性”“新規性”のすべてで評価された。首都圏のほぼすべての電車とバスで利用できるという“利便性”が多くの関心を集めただけではなく、男女ともに親しまれるキャラクター(ロボット)や色づかい(シルバーと赤の2トーン)、記念カードの発売による“登場感の演出”など、消費者の欲求を刺激する細やかな演出も光った、と分析した。
このほか、上半期の流行や話題には3つの傾向があると、以下のように分析している。
- ハイテンション・ハイエナジー
- “新垣結衣”“メガマック”のような閉塞感を忘れさせてくれる
- 体験の共有を促す興奮
- “Wii”“クリスピー・クリーム・ドーナツ”に見られる閉塞感をすりかえる
- ネバーギブアップのロールモデル
- “東国原宮崎県知事”“中村俊輔”を代表とする閉塞感に立ち向かう
“2007 年上半期 M1F1 グランプリ”トップ10
M1 ランキング
- PASMO
- Wii
- 東国原宮崎県知事
- 松坂大輔
- メガマック
- 中村俊輔
- AQUOS携帯
- ソフトバンクの携帯電話
- 新垣結衣
- リア・ディゾン
F1 ランキング
- PASMO
- Wii
- 東国原宮崎県知事
- 藤原紀香
- 東京ミッドタウン
- クリスピー・クリーム・ドーナツ
- メガマック
- Flavor Of Life
- 花より男子2(リターンズ)
- お取り寄せスイーツ
なお、選定方法は、(株)リクルートのフリーペーパー“R25”“L25”“Hot Pepper”(ホットペッパー)の読者にフリーアンサー方式で、ヒットしたり話題になった商品やサービス、注目した人、気になるキーワードなどを集めるアンケートを実施。そこから40個の候補を選択して、1000人のM1/F1層にインターネット調査で“お気に入り度”“話題性”“新規性”の3つの観点で得点を付けさせ、集計したという。