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キレイなオフィスは有能な人材確保のための投資!?

IT業界で高まるオフィス移転熱重視ポイントは「デザイン」だった

2007年05月23日 00時00分更新

文● 藤本典子(編集部)

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月刊アスキー 2007年1月号掲載記事

デザインワークスプロジェクト
「カッコいいオフィス」は資金が潤ってきてからのステイタスかと思えば、決してそうではない。最も顕著なのが有限会社ガイズウェアの例。入居4名で新規立ち上げの企業というと、小さな雑居ビルでこぢんまりしたスタートを思い浮かべるのが普通だが、デザインワークスプロジェクトが空間デザインを手がけたおかげで顧客アピールにつながっているという。受注額はデザインフィーの15万円のみだ。

 オフィス移転に際して、最も重要なものはなんだろうか。当然、コスト? いや、いまは「デザイン」と答える経営者がIT業界を中心に増えているらしい。「モチベーションとリクルーティングの向上が主な理由です。ここ数年こうした傾向を顕著に感じます」と語るのは、オフィス移転のプロジェクト管理や設計デザインを行う株式会社デザインワークスプロジェクトの中澤拓二氏だ。「特にシステム系、開発系、Web制作の業種はオフィスワークが多いため、従業員がオフィス環境を重視する傾向が強いんです。優秀な人材の確保を急務とする企業は多いですから、デザイン重視のオフィスが"必要なコスト"として考えられ始めていると思います」。同社がデザインを手がけた企業の中には、移転後に30名以上面接し8名の採用を果たした例や、移転先のフロアを3倍にした例もあるという。

デザインワークスプロジェクト
コダックポリクロームグラフィックスの移転事案。機器メーカー「クレオジャパン」との合併で、国内数カ所の拠点を統合する大規模なものだった。工程管理により、結果として移転予算額を2000万円圧縮。デザインワークスプロジェクトの受注額はマネージメントフィーとして予算額の6~8%という。

  同社は「プロジェクト管理」の面でも評価が高い。普通は施工業者、家具メーカー、運送業者などを総務担当者がバラバラに管理する。「我々が管理を一元化し、第三者的立場で各業者のマネージメントをすると、結果的に工期の短縮や、部材の使い回し提案などによる効率化でコストダウンできるのです」。コダックポリクロームグラフィックスの例では、当初の移転予算1億5000万円から、1億3000万円へのコストダウンを果たした。

 こうした視点が受けて同社は順調に業績を伸ばしており、昨年3月期決算で売上2億円だったところ今年は5億5000万~6億円の見込みだ。リピーターも3割ほどあるという。「当社がIT業界からの受注が多いのは、オフィス内装業界の体質が古く、Webで情報発信する例が少ないせいもあると思います。Web上で工程管理ができるサービスも好評です。終了後に"社長ブログ"で感想を発信してもらえるうれしい誤算もありましたね」。「移転ブームを非常に強く感じる」という中澤氏。今後もこの傾向は続きそうだ。

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