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「時代はITからBTへ」――日本HPがエンタープライズ戦略を発表

2007年04月25日 16時32分更新

文● アスキービジネス編集部

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日本HPは新たなエンタープライズ戦略「Business Technology」を発表。同時にこれを実現するための新製品「HP NeoView」を発表した。

経営とITを一体化させる「Business Technology」

「これまで企業におけるITの役割は、あくまで経営者の要求に応える形でビジネスをサポートしてきた。しかし、これからは経営とITが一体となる『Business Technology』に進化する必要がある」

 会見冒頭で登壇した日本ヒューレット・パッカード株式会社 取締役 副社長執行役員 HPサービス事業統括 石積尚幸氏はこのように語った。

日本ヒューレット・パッカード株式会社 取締役 副社長執行役員 HPサービス事業統括 石積尚幸氏

日本ヒューレット・パッカード株式会社 取締役 副社長執行役員 HPサービス事業統括 石積尚幸氏

日本ヒューレット・パッカード株式会社 取締役 副社長執行役員 HPサービス事業統括 石積尚幸氏

 石積氏はさまざまな会社のCIOやCFOと語る中で、これからのITに求められているのが「B/S(Balance Sheet・貸借対照表)やP/L(Profit and Loss Statement・損益計算書)に直接貢献する」ことにあると語る。そして、ITがビジネスをサポートするだけでなく、成長を促すものとして成立することが「Business Technology」と定義し、ポイントとして、以下の3つを掲げた

Business Information Optimization
よりよい意思決定のための分析情報の提供
Business Technology Optimization
インフラの徹底管理による企業リスクの低減
Adaptive Infrastracture
ITコストの更なる削減

「Business Technology」の3つのポイント

「Business Technology」の3つのポイント

「Business Technology」の3つのポイント

 そして、今後のエンタープライズ戦略としてHPが持つハードウェアやソフトウェア、サービスを組み合わせることで3つに対するソリューションを提供していくとしている。その第一弾として、「Business Information Optimization」を実現するためのデータウェアハウス製品「HP Neoview」を発表した

 HP NeoviewはサーバにHP IntegrityとHP Proliant、ストレージにHP StrageWorks、OSおよびデータベースにHP Nonstopを採用したオールインワン型のデータウェアハウスプラットホーム。最大256CPUまでの並列処理に対応する高い拡張性と24時間365日の無停止稼動が可能な信頼性を持ちながら、1つのパッケージングとすることで"アプライアンス"的に管理・運用することがが可能となっている。

 システムの価格は1億6000万円からとなっており、HPによれば「すでに2桁に上る引き合いが来ている」という。

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