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富士通、デスクトップパソコンFMV-DESKPOWER、TEOの2007夏モデルを発表

2007年04月17日 12時00分更新

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富士通(株)は17日、デスクトップパソコン“FMV-DESKPOWER”および“FMV-TEO”の2007年夏モデルとなる新製品、4シリーズ計10機種を発表した。OSにWindows Vista Home Premiumを搭載する製品が拡充されている。店頭販売モデルの価格は全機種オープンプライス。

映像高画質化ボード搭載 FMV-DESKPOWER LX

『FMV-DESKPOWER LX70W/D』

20.1インチワイド液晶ディスプレーとデジタル放送チューナーを搭載するFMV-DESKPOWER LX『FMV-DESKPOWER LX70W/D』

液晶ディスプレー一体型のデスクトップパソコンFMV-DESKPOWER LXシリーズは、筐体デザインが変更されたほか、映像高画質化機能“Dixel(ディクセル)エンジンボード”を搭載して、画質向上を図っている。

デザイン面で大きく変わったのは液晶ディスプレー下の本体部分で、本体がよりスリム見えるような形状に変更されている。液晶ディスプレーは20.1インチワイドタイプ(1680×1050ドット表示)を搭載する2機種と、17インチ(1280×1024ドット表示)を搭載する2機種がラインナップされている。リビングルームでの使用も考慮して、付属キーボードとマウスは無線式となっている。

デジタル放送対応モデルは、20.1インチワイド液晶モデルの『FMV-DESKPOWER LX70W/D』と、17インチ液晶モデルの『FMV-DESKPOWER LX50W/D』の2機種が用意される。LX70W/Dは地上/BS/110度CSデジタル放送チューナーと地上アナログ放送チューナーを、LX50W/Dは地上デジタル放送チューナーと地上アナログ放送チューナーを内蔵している。また新たに全機種が、同社独自の映像高画質化ボード“Dixelエンジンボード”を搭載した。これは2005年から大型ワイド液晶ディスプレー一体型の“FMV-DESKPOWER TX”シリーズに搭載されていたもので、テレビ放送だけでなく、DVD視聴やインターネットの映像コンテンツの視聴時※1に、映像の高画質化補正を行ない、鮮やかな表現を実現するとしている。

※1 Dixel対応となるプレインストールソフトは『DigitalTVbox』『リモコンでネットテレビ』(Gyaoと@nifty動画の動画部分、Flash等は除く)『WinDVD』『MyMedia』。

『FMV-DESKPOWER LX50W/D』

17インチ液晶ディスプレー搭載のデジタル放送対応モデル『FMV-DESKPOWER LX50W/D』

スペック面では、最上位のLX70W/DにCore 2 Duo E4300-1.80GHzが搭載されたほか、ローエンドモデルまで全機種が1GBのメモリーを搭載し、OSもVista Home Premiumを搭載する点が、2007年春モデルとの違いとなっている。全機種ともグラフィックス機能はIntel G965 Expressチップセットの内蔵機能を使用する。またデジタル放送対応モデルは、IEEE 802.11b/g 無線LAN機能も内蔵している。そのほかの主な仕様は以下のとおり。

FMV-DESKPOWER LX70W/D
CPU:Core 2 Duo E4300-1.80GHz|メモリー:PC2-5300 1GB(512MB×2)|グラフィックス:Intel G965 Expressチップセット内蔵|HDD:400GB|光学ドライブ:DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ|ディスプレー:20.1インチワイド 1680×1050ドット
無線通信機能:IEEE 802.11b/g|TV機能:地上/BS/110度CSデジタル放送チューナー、地上アナログ放送チューナー内蔵|サイズ:幅580×奥行き255×高さ453mm|重量:約18kg|OS:Windows Vista Home Premium|Office Personal 2007付属
予想実売価格:27万円前後|発売日:4月20日
FMV-DESKPOWER LX60W
CPU:Celeron M 347-3.06GHz|HDD:250GB|無線通信機能:搭載せず|TV機能:搭載せず|それ以外の仕様はLX70W/Dと同等
予想実売価格:20万円前後|発売日:4月27日
FMV-DESKPOWER LX50W/D
CPU:Pentium 4 531-3GHz|HDD:400GB|ディスプレー:17インチ 1280×1024ドット
無線通信機能:IEEE 802.11b/g|TV機能:地上デジタル放送チューナー、地上アナログ放送チューナー内蔵|サイズ:幅510×奥行き255×高さ453mm|重量:約16.5kg|それ以外の仕様はLX60Wと同等
予想実売価格:24万円前後|発売日:4月20日
FMV-DESKPOWER LX40W
CPU:Celeron M 347-3.06GHz|HDD:250GB|無線通信機能:搭載せず|TV機能:搭載せず|それ以外の仕様はLX50W/Dと同等
予想実売価格:19万円前後|発売日:4月20日

FMV-TEOシリーズ

『FMV-TEO TEO50W/D』

FMV-TEO『FMV-TEO TEO50W/D』

2007春モデルで登場したリビング向けパソコンFMV-TEOシリーズは、ハードウェア面での変更は小幅にとどまり、搭載ソフトウェアに改良が加えられている。

まず、テレビ視聴・録画ソフト『DigitalTVbox』に“おすすめ番組”機能が追加された。この機能は、ユーザーの録画予約履歴から好みの番組を分析し、同種の番組や同じタレントが出演する番組などをピックアップして提示するもの。また、写真や動画ファイルなどを統合管理するマルチメディアビューワー『3D MediaSurfing』に、写真データから顔認識を行なう機能が搭載された。人物ごとに写真を分類・一覧できるため、目当ての写真が探しやすくなる。

ラインナップ面でも変更はなく、地上/BS/110度CSデジタル放送チューナーを内蔵する上位モデル『FMV-TEO TEO50W/D』と、テレビ機能を持たない『FMV-TEO TEO30W』の2製品が用意される。TEO50W/DはCPUにCore 2 Duo T5500-1.66GHzを搭載、TEO30WはCeleron M 430-1.73GHzを搭載する。両機種ともチップセットにはグラフィックス機能を内蔵するATI Radeon Xpress 1250を搭載。1GBのメモリーを内蔵して、OSにはVista Home Premiumを採用している。

また、夏モデルではテレビとの接続用にHDMIケーブル(長さ1.5m)が付属するようになった。主な仕様は以下のとおり。

FMV-TEO TEO50W/D
CPU:Core 2 Duo T5500-1.66GHz|メモリー:PC2-5300 1GB(512MB×2)|グラフィックス:ATI Radeon Xpress 1250チップセット内蔵|HDD:400GB|光学ドライブ:スロットイン式DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ|ディスプレー:付属せず
無線通信機能:IEEE 802.11a/b/g|TV機能:地上/BS/110度CSデジタル放送チューナー内蔵|サイズ:幅340×奥行き362.5×高さ78.5mm|重量:約6.4kg|OS:Windows Vista Home Premium
予想実売価格:18万円前後|発売日:4月27日
FMV-TEO TEO30W
CPU:Celeron M 430-1.73GHz|HDD:160GB|TV機能:搭載せず|それ以外の仕様はTEO50W/Dと同等
予想実売価格:11万円前後|発売日:4月27日

訂正:同社から、FMV-TEOシリーズの発売日が変更されたとの訂正がありましたため、発売日を修正いたしました。(2007年4月17日)

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