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内部統制のテストを支援、日立ソフトが専用ツール「iCOT Assistant」を発表

2007年04月09日 20時24分更新

文● アスキービジネス編集部

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日立ソフトは、4月9日、内部統制構築支援ツール「iCOT Assistant」を開発したと発表した。RCMをもとにした内部統制の評価プロセスにおけるテストの計画・実施・進捗管理を支援するソフトで、今年8月から出荷する予定だ。


テストの計画から実施、進捗管理までをサポート


 「iCOT Assistant」は、文書化後の内部統制の運用評価を支援するソフト。内部統制の整備では、いわゆる文書化3点セットの作成後、各リスクに対する統制状況を作成した文書に沿って実際に各部署でテストする。iCOT Assistantは、このテスト工程の計画策定から各部署の評価担当者へのテストの指示、テスト結果の登録、進捗管理までをカバーする。具体的には、文書化ツールで作成したRCM(リスクコントロールマトリクス)を取り込み進捗管理表を作成する機能や、部門担当者へのテスト用のテンプレートの配布、遅延時の督促メール送信機能などがある。

 日立ソフトはiCOT Assistantの開発にあたり、同社と提携関係にあるコンサルティング会社・ビジネスブレイン太田昭和が持つ金融機関向けの日本版SOX法対応ノウハウを取り込んだ。加えて、日立グループである日立ソフトの米国SOX法対応の経験ノウハウを融合させ、今回の製品に盛り込んだという。

 iCOT Assistantの価格は735万円から。製品の出荷開始は今年8月を予定している。

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