デルはエンタープライズ向けの管理プラットフォーム「インテルvProテクノロジー」に対応した企業向けのデスクトップ「OptiPlex 745c」を発表した。価格は15万2775円(税込)から。
ハードウェアとソフトウェアの組み合わせで実現する「vPro」
「インテルvProテクノロジー」は、エンタープライズ向けPCに求められる高度なセキュリティ、容易な運用管理、優れた電力効率を実現するためのプラットフォームである。ハードウェアの要件は、CPUにCore 2 Duo、チップセットに「インテルQ965 Express」、そしてネットワークコントローラに「インテル82566DM」の3点である。また、これらによって実現される管理性向上のための「インテル アクティブマネージメントテクノロジー」、仮想化技術「インテルバーチャライゼーションテクノロジー」とハードウェアの総称が「vPro」である。
デルはこれまで、vProが業界標準の技術になっていな点や無線LAN接続のPCの管理運用に対応していないことから、積極的なvProへの対応を行なっていなかったが、今年の後半に次世代のvPro発表を控え、導入を検討するユーザーに向けて、OptiPlex 745cをリリースすることとなった。
OptiPlex 745cは、vProにより規定されるセキュリティや省電力機能に加え、デル独自の認証システム「スマートセキュリティ」や、「Energy Smart」コンセプトに基づいており、ユーザー企業のコスト削減に寄与できる。
価格はCore 2 Duo E6300(2MB L2キャッシュ、1.86GHz)、1GB PC2-5300 DDR2 SDRAM、80GB HDD、Windows XP PRofessional SP2などのベーシック構成で15万2775円(税込)、Core 2 Duo E6700(4MB L2キャッシュ、2.66GHz)、4GB PC2-6400 DDR2 SDRAM、160GB HDD、Windows Vista Businessなどの推奨構成で33万9780円となっている。