このページの本文へ

今後も中小企業にフォーカス――デル、新ブランド「Vostro」を発表

2007年07月11日 21時53分更新

文● アスキービジネス編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

デルは7月11日、東京都内で会見を開き、中小企業向けPC製品の新ブランド「Vostro」を発表した。新ブランドでは、大企業向け製品並みにサポートなどのサービスを充実させ、トータルソリューションの提供を目指す。


充実したサポートでトータルソリューションを提供


今後も中小企業にフォーカ ス――デル、新ブランド「Vostro...

デル ホーム・スモールビジネス・マーケティング本部 ディレクターの小林治郎氏

「新ブランドは、デルが今後もスモールビジネスにフォーカスしていくことをコミットメントするものだと考えてほしい」。デルのホーム・スモールビジネス・マーケティング本部ディレクター、小林治郎氏はこう話す。

 デルは7月11日、個人事業者から100名規模の中小企業向けに新しいPCブランド「Vostro」(ボストロ)を発表した。同社はこれまで、コンシューマ向けに「Inspiron」「XPS」、大企業向けに「OptiPlex」「Latitude」を展開していたが、新ブランドを確立することで中小企業のさらなる支持獲得を目指す。

「Vostro」のノートタイプ3製品。左から、「Vostro1000」「Vostro1400」「Vostro1500」

 Vostroは、デスクトップ/ノートともに統一したブランドで展開。最大の特徴は、「製品そのものよりも、中小企業にマッチしたトータルのソリューションを提供する」(小林氏)として、サポートサービスや専門の営業組織を整えたことだ。

 特にサポートに関しては、24時間365日の電話サポート、希望時間にデルから電話連絡するサービス、リモート操作でトラブルを解決する「デルコネクト」など、手厚い標準サービスを用意。また、3年間の保守が付く「ビジネスケア」、盗難対応が付く「ビジネスケアプラス」、専用ダイヤルが付く「ビジネスケアプレミアム」も選択可能とする。

 製品そのもののスペックは基本的にコンシューマ向けのInsprionを踏襲するが、「プロフェッショナルをイメージさせる」(クライアント製品マーケティング本部プロダクトマーケティングマネージャーの松尾圭介氏)筐体デザインを採用。コンシューマ向けPCにはバンドルされることが多い、他社製ソフトの体験版などは搭載しない。

デスクトップ「Vostro200」はスリムタワーとミニタワーの2製品

 同日発表されたのはミニタワー1製品、スリムタワー1製品、ノートタイプ3製品の計5製品。価格は、AMD Sempron 3500+(1.8GHz)/512MBメモリ/60GB HDD/15.4インチ WXGA液晶/Windows Vista Home Basicを搭載したノートタイプの「Vostro 1000」が6万5100円から。Celeron 420(1.6GHz)/512MBメモリ/80GB HDD/Windows XP Homeを搭載したミニタワーの「Vostro 200」が5万6700円から。BTOによるカスタマイズに対応する。

■関連サイト

カテゴリートップへ