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テクネット、中堅・中小企業の情報システム担当者向けコミュニティサイトを開設

2007年03月15日 18時19分更新

文● アスキービジネス編集部

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情報システムのアウトソーシングを手がけるテクネットは、調査会社のノークリサーチと共同で、中堅・中小企業の情報システム担当者を支援するコミュニティサイト「シス蔵(シスゾウ)」を開設した。Q&A形式でシステム運用に関する知識を共有することが狙い。利用料は無料で、運用費用はスポンサー収入で賄うという。


Q&A形式で知識を共有する「Web2.0型」のコミュニティサイト


 テクネットとノークリサーチが開設した「シス蔵」は、情報システム部門が抱えるさまざまな課題を解決するためのコミュニティサイト。主に中堅中小企業の情報システム担当者や経営者をターゲットとし、会員登録を行なうことで質問や回答ができるサービスだ。

 システムにはコミュニティサイト「OKWave」で知られるオウケイウェイヴのエンジンを採用しており、ユーザーは質問、回答ともに匿名で自由に書き込むことが可能。カテゴリは、3月15日現在、「OS/アプリケーション」「ハードウェア」「ネットワーク」などの技術的な話題に加えて、「失敗談」や「テクニカル以外」なども用意されている。

テクネットとノークリサーチが開設した中堅・中小企業の情報システム担当者向けコミュニティサイト「シス蔵(シスゾウ)」

テクネットとノークリサーチが開設した中堅・中小企業の情報システム担当者向けコミュニティサイト「シス蔵(シスゾウ)」

 テクネットでは、「システムに関する知識や経験を交換して蓄積し、知的資産(知識の蔵)をつくる」という主旨から『シス蔵』とネーミングした。中堅中小のシステム担当者に対象を絞った情報共有サイトは過去に例がなく、担当者の知が結集されたWeb2.0型のコミュニティサイト」とアピールしている。

 同社では年内5000人、2008年度中には2万人の会員獲得を見込んでおり、会員数の増加にしたがって順次サービスを拡充する。具体的には、ノークリサーチの調査結果をもとにしたコラム記事やメール配信、Web調査に加えて、将来的には会員とベンダーのブリッチサービスなども展開する予定だ。

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