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SAPジャパンとベリングポイント、戦略的協業の拡大で合意

2007年03月13日 19時42分更新

文● アスキービジネス編集部

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SAPジャパンとベリングポイントは、戦略的な協業関係を強化・拡大する。3月13日には、ERPパッケージなどのSAPが提供するソリューション全分野において両社で共同事業計画を策定したと発表。べリングポイントはSAPコンサルタントを増員、SAPジャパンはベリングポイントに対する営業支援体制を増強する。


認定コンサルタント数を増員、SAPはべリングへの支援を強化


 SAPジャパンとべリングポイントは今回の戦略的協業にあたって、製造・流通(自動車部品/重工業/非鉄金属/消費財/小売など)、メディア、公共関連を重要業界として選定。また、主要活動分野として、エンタープライズSOA、ビジネスプロセス・プラットフォーム(BPP)、内部統制や貿易規制対応を含む法規制対応などを選んだ。これらの分野において、今後、両社の担当部門間で詳細な戦略を策定した上で、共通する顧客へのシームレスな共同マーケティング、営業活動の実施、プロジェクト支援体制の整備を行なうという。さらに、今後、プロジェクト完了後の連携も視野に入れた総合的な協業体制を強化するとしている。

 ベリングポイントでは、SAPのERP製品の最新版である「mySAP ERP 2005」の認定コンサルタントを新たに300名増員する計画に加え、他の協力会社と共同でSAP技術者を確保する。また、SAPジャパンは、従来からの営業支援体制に加えて、(1)プリセールスなどを含む営業支援、(2)共同マーケティングプログラム、(3)共同プロジェクト立ち上げのためのコンサルティング・リソース、(4)要員育成のための特別教育プログラム、(5)各種ソリューション最新情報――をべリングポイントに対して提供する。

 両社では、「戦略的な協業により、エンタープライズSOA、BPP、コンプライアンスなど新しい分野への積極的な投資を行ない、先進的なソリューションを提供していく」としている。

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