デルは都内で記者会見を開き、同社の2008年度(2007年2月~2008年1月)のビジネス戦略を発表した。
新戦略は「Dell 2.0」
デルは都内で記者会見を開き、同社の2008年度(2007年2月~2008年1月)のビジネス戦略を発表した。代表取締役のジム・メリット氏は2007年度のビジネスを、(1)第9世代サーバや個人ユーザー向けのXPSシリーズなど積極的な新製品の投入、(2)宮崎県にあるカスタマーセンターの拡充など国内体制強化のための投資――などを行なった結果、市場平均を上回る成長(出荷台数14%増)を達成できたとまとめる。
デルはこれまで、ダイレクトモデルにより「製品」を低価格で提供することで急成長してきたが、2008年度からは新たに「サービス」を中心にした高価値ソリューションを提供する企業への変身を目指していく。そのための新戦略を「Dell 2.0」と位置付ける。
Dell 2.0とは、ダイレクト・モデルによるユーザーとの緊密な関係を最大限に活用し、多様化するニーズに合わせた個別のソリューションを提供していくもの。特に国内では中堅中小規模の企業(SMB)をターゲットとしたサービスの展開も検討されており、必要ならば企業買収も行なっていくという