このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

オヤジも歩けばアクセスポイントに当たる!?

第8回 VAIO type Uで大都会の“無線LANジャングル”を探検する

2006年06月12日 00時00分更新

文● ヤシマノブユキ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

パソコンだから、機能制限なし

 ということで、いよいよ街に出た。今回訪れたのは新宿西口周辺。駅前〜西新宿高層ビル街〜西口繁華街〜新南口というルートで散策した。前回も紹介した携帯電話用のサービスで検索すると、付近のアクセスポイントが何ヵ所も表示された。

 マクドナルドや喫茶室ルノアール(BBモバイルポイント)、路上や公園(livedoor Wireless)などで試してみたら、あっけなくつながってしまった。中でも便利だったのは、livedoor Wirelessのアクセスポイント。電柱などにアクセスポイントを設置した広域サービスのため、いちいち店舗に入らなくていいのだ。コーヒー1杯分の懐を痛めずに、インターネットに接続できるので、覚えておくと重宝する。

新宿西口周辺

お買い物の前にちょっと価格チェックといった使い方も便利だ。

 UX50特有の設定というのはない。接続は、事前にインストールしておいた“ワイヤレスゲート・ツールバー”が自動でやってくれた。これはInternet Explorerで利用でき、対応するサービスの接続設定があらかじめ登録されているだけでなく、アクセスポイントの検出や各サービスへのログインまで自動でやってくれる便利な代物だ。Wireless Gateユーザならマストでインストールしておくべし。

“街歩き”で便利なシーンはいろいろあるぞ

 インターネットに接続してしまえば、パソコンでできることは何でもできる。何せUX50はPDAではなくWindowsパソコンなのだ。“GyaO”や“YouTube”で、動画コンテンツを試聴したり、内蔵カメラで撮影した画像のアップロードやブログの更新も難なくこなせた。また、ウェブメールの送受信や、オンラインブックマークの利用、Googleマップのような衛星地図、Skypeでのテレビ電話……など、応用の範囲も無限大だ。

 ちなみに、数ヵ所の54Mbps対応アクセスポイントで実効速度を計測してみたところ、上り/下りとも約12Mbpsほどあった。帯域面でも十分だろう。

 最後に、外出先でネットにつなげて「ここが便利だった」という例をいくつか。

 まず移動途中、量販店でタイムセールをやっていた。本当に底値なのだろうか? 根がセコイ筆者は、価格比較サイトで調べてから買うのが習慣だ。メジャーな価格比較サイトは携帯電話機でも利用できるが、パソコンの方が一覧性は上である。街角で立ったまま、価格を検討して、お目当てのブツをゲットした。もう店頭展示品のパソコンは拝借しません!(今までスミマセン)。

音楽を買う

気になる曲を見つけたら、配信サイトでダウンロード。UX50なら、その場で音楽を楽しめる。

 FMラジオや有線放送から流れてきた曲で「いいな」と思った曲を、ラジオ局のサイトにある“オンエアリスト”で調べたところ、それがたまたま“iTunes Music Store”で買えることが分かった。曲を購入するためのプリペイドカード(iTunes Music Card)をコンビニで仕入れ、近くの公園で一服しながら曲をダウンロード購入。iTunesを使って帰りの電車で聴けたのは嬉しかったし、新鮮だった。CDではこうはいかないし、ダウンロードした曲をiPodに転送せずに聴けるのもラクチンである。

 とまぁ、こんな感じでアクセスポイントを渡り歩き、結局、UX50の電池が切れるまで約2時間30分、無線LANサービスを満喫できた。そういえば、HDDの代わりに16GBフラッシュメモリーを搭載した新機種も近々登場する予定なんだとか。それで、電池の持ちがさらに良くなるなら、ますますWireless Gateを楽しめそうだ!

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン