東京・六本木の新名所に落ち着くか、
アートや文化の新発信基地になるか?
会場となった国立新美術館は、国内で5番目にして最大規模のナショナルギャラリー。通常の美術館とは異なり所蔵作品を持たず、常設展示も行なわない。同時に10の展示が行なえる展示スペースを持った“企画展を中心とした施設”だ。オープニング展示は“日本の表現力”展のほかに、開館記念展“20世紀美術探検”と“黒川紀章展”が行なわれている。
施設建物は建築家・黒川紀章氏の設計によるもので、外観は大波がうねるようなガラスのファサードが印象的で、コーンの形状をしたガラスの正面エントランスがあり、3階までの吹き抜けとなった開放感のあるパブリックエリアには、コーンを逆さにした2つの構造物があり、その上部には2階にカフェ、3階にはPAUL BOCUSEのレストランがある。
この国立新美術館に3月にオープンする東京ミッドタウンの“サントリー新美術館”、そして六本木ヒルズにある“森美術館”の3館で“六本木アートトライアングル”として、六本木の新しいシンボルとなる。
- 名称
- 文化庁メディア芸術祭10周年企画展“日本の表現力”
- 会期
- 2007年1月21日(日)~2月4日(日)(入場無料)
- 会場
- 国立新美術館(東京・六本木)(http://www.nact.jp/)
- URL
- http://plaza.bunka.go.jp/ex/
- 主催
- 文化庁メディア芸術祭実行委員会(文化庁・CG-ARTS協会)、国立新美術館
- 問い合わせ
- CG-ARTS協会内“文化庁メディア芸術祭事務局”