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全録の仕組みなど、10のギモンを解説

国際スポーツイベントを舐めるように楽しめる全録レコを買え! (1/4)

2016年08月04日 19時00分更新

文● 鳥居一豊 編集●ハシモト

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 4年に一度のスポーツの祭典が間もなくはじまるが、これをめちゃくちゃ快適に楽しめるのが「全録レコーダー」と呼ばれるアイテムだ。なにしろ、どこの局で、何時から開始されるといった、中継の放送予定を事前にチェックして録画予約する必要がない!

 パッと見は普通のBDレコと同じだが、一体何が違うのか、どう便利なのか……全録ならではの魅力を全録レコーダーを使いまくっている筆者が、素朴な疑問に答えていく。

Q1:「全録」ってどんなもの? メリットは何?

東芝の全録時間設定。青い部分が全録する時間帯。1時間ごとにオン/オフが可能だ

東芝の全録時間設定。青い部分が全録する時間帯。1時間ごとにオン/オフが可能だ

パナソニックも東芝と同様に設定可能だが、録画する時間帯を2つ指定可能。朝の時間帯と夜の時間帯のみを全録する、という設定が簡単にできる

パナソニックも東芝と同様に設定可能だが、録画する時間帯を2つ指定可能。朝の時間帯と夜の時間帯のみを全録する、という設定が簡単にできる

 全録とは、ある放送局の番組を24時間まるごと録画できる機能のこと。しかも、1チャンネルだけでなく合計6つのチャンネルなど、複数の放送局の番組を24時間すべて録画できてしまう。録画はすべて自動だ。

 「そんなにたくさん録っても全部を見られないから必要ない」という意見もあると思うが、テレビ放送を全部見ることが目的ではない。自分の見たい番組を自分の好きな時間に楽しむという、自由自在なテレビ視聴を実現できることが最大の魅力。うっかり録り逃してしまうような、ニュースや情報番組も見逃すことなくチェックできるなど、きわめて自由度の高い快適なテレビ生活ができるのだ。

 そのメリットを一言でいえば「録画予約の作業が実質的に不要になる」こと。これが一番わかりやすいだろう。3ヵ月ごとに新番組が続々とはじまるテレビドラマやアニメも、いちいち新番組の情報を集めたり、電子番組表を細かくチェックして録画予約をすることもなく、見逃すことなく新番組をすべて見られる。

 つまり、不定期に行なわれるスポーツ中継などは、番組表で放送予定をチェックせずとも、自動で録ってくれているので、後から気になるものだけチェックできる、ということだ。

Q2:全録レコーダーって、どんな製品があるの?

東芝の最上位モデル「DBR-M590」。最大9chの全録が可能

東芝の最上位モデル「DBR-M590」。最大9chの全録が可能

パナソニックの最上位モデル「DMR-BRX7020」。最大10chの録画が可能

パナソニックの最上位モデル「DMR-BRX7020」。最大10chの録画が可能

 現在、全録レコーダーを販売しているのはパナソニックと東芝のみ。それぞれ搭載チューナー数(同時に録画できるチャンネル数)、HDD容量(保存できる期間)、BDドライブの有/無などの違いでラインナップされている。現在のラインナップは以下の通り。なお、下記表では兼用チューナーは全録チューナー、通常チューナー両方でカウントしている。

東芝の全録レコーダー
機種名 全録チューナー数 通常チューナー数 BDドライブ 長時間録画 HDD容量 実売価格
DBR-M590 9 3 最長12倍 6TB 16万円前後
D-M430 6 ―― ―― 最長5.5倍 1TB 4万円前後
DBR-T670 3 3 最長12倍 3TB 8万円前後
パナソニックの全録レコーダー
機種名 全録チューナー数 通常チューナー数 BDドライブ 長時間録画 HDD容量 実売価格
DMR-BRX7020 10 3 最長15倍 7TB 17万円前後
DMR-BRX4020 6 3 最長15倍 4TB 12万円前後
DMR-BRX2020 6 3 最長15倍 2TB 7万5000円前後
DMR-BRG2020 ―― 6 最長15倍 2TB 7万5000円前後

 パナソニックと東芝の違いは、主に使い勝手の部分となるが、それについてはQ3以降(ASCII倶楽部会員向け)で紹介していく。

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