ソラコム、企業でのIoTプロジェクトに関する調査を実施

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 ソラコムは4月22日、2024年版IoTプロジェクトの成功と推進の課題に関する実態調査を発表した。

 事前のスクリーニング調査で、現在または直近3年以内に、何らかのIoTを活用するための「IoTプロジェクト」(PoCのみも含む)に関わったことがあると回答した、上場企業の経営者、役員、会社員158名を対象に調査を実施した。

 回答者が直近で関わったIoTプロジェクトでは、6割以上が「うまくいった」と回答。プロジェクトの開始理由はおよそ9割が「経営層や他部署からの指示」であった。また難航しているプロジェクトは「情報システム部からの指示」の場合が成功企業よりも21.5ポイント高く、成功している企業では「経営層からの指示」、「現場からの要望」のほうが高くなっている。

 IoTプロジェクトを進める上で浮かび上がった課題は「専門人材の育成」、「ベンダーコントロール」、「全体像把握」の3つの回答が多かった。難航企業からの回答では「IoTシステム開発の全体像がわからない」が突出して多かった。

 IoTプロジェクトは、回答者の77.9%が、当該部門と他部署メンバーなど社内人材のみで構成されたチームでスタートしたと回答。外部の専門家やベンダーなどのリソースを活用しているプロジェクトチームは、合計22.2%にとどまり、「自前主義」である実態が浮かび上がった。

 調査により、プロジェクトメンバーが増加傾向にあることや、目的もデータ活用にシフトしつつある。その中で、IoT特有の技術に関する専門人材の育成や組織作りが課題となっていることがわかった。

 調査の詳細についてはこちらから資料をダウンロードできる。

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