Adobeクリエイティブアプリの実力を確認
次はクリエイティブ系アプリのパフォーマンスを確認していこう。まずAdobe Photoshop、Adobe Lightroom Classicを実際に運用した際のパフォーマンスを測れる「UL Procyon Photo Editing Benchmark」を実行した。
UL Procyon Photo Editing Benchmarkの結果
総合スコアは6486を記録。Adobe Photoshopを使用し、CPUに加えGPUも使って処理される「Image Retouching」は、6486スコア。Adobe Lightroom Classicを使用し、CPUで処理される「Batch Processing」は、5754スコアという高スコアになっている。両テスト実行時の処理に要した時間も、とくに時間がかかっているようなこともないので、スムーズに写真編集が行なえる。
次に同じく、Adobe Premiere Proを実際に運用した際のパフォーマンスを測る「UL Procyon Video Editing Benchmark」を実行すると、総合スコアは6541をマークした。軽い動画編集や書き出しをスムーズに行なうことができるだろう。
UL Procyon Video Editing Benchmarkの結果
ゲーミング性能も確認
最近は、ゲーム実況やゲームプレイの動画投稿など、クリエイティブとゲームプレイの距離が近くなっている。そこで、定番ベンチマークを使って、ゲーミングパフォーマンスも確認しておこう。
「3DMark」を使用し、DirectX 11テストプリセットでテスト解像度フルHDの「Fire Strike」、WQHDの「Fire Strike Extreme」。DirectX 12テストプリセットでWQHD解像度で実行される「Time Spy」を計測した。
Fire Strikeの結果
Fire Strike Extremeの結果
Time Spyの結果
結果はフルHDの「Fire Strike」では総合スコア24015、グラフィックススコア28955をスコアで、テスト中の平均フレームレートは110fps～130fpsと、ゲームプレイに必要な60fpsを余裕で超えていた。ミドル級ゲームタイトルを滑らかな映像で楽しむことができる。
テスト解像度がWQHDの「Fire Strike Extreme」と、多くのゲームに使われている現行APIのDirectX 12ベースになる「Time Spy」では、スコアは1万台になるが、平均フレームレートは50fps～70fps台になっている。作業領域が広く、表示も高精細とあってクリエイティブな作業にもおすすめのWQHDディスプレーだが、「iiyama SENSE-M37M-134F-SAX」なら、ゲームプレイも楽しめるわけだ。
最後は人気MMORPG「ファイナルファンタジーXIV」の公式ベンチマーク「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」で確認していこう。解像度フルHDとWQHD、「最高品質」でベンチマークを実行すると、WQHD解像度でも「非常に快適」指標となる1万5000スコアを越え、ゲーム中の平均フレームレートも123.19fpsという余裕のある値になっている。
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマークの結果
クリエイティブに限らず使える1台に
ディスプレー横に置いてもマッチするシンプルなフラットデザインに、邪魔にならないコンパクトミニタワーを筐体を採用した新モデルの「iiyama SENSE∞M-Class」。そんな新筐体にCore i5-13400FとGeForce RTX 3060 Tiを搭載し、16万9800円となるiiyama SENSE-M37M-134F-SAXを触ってみたが、日常から写真の管理やRAW現像に、写真の編集などから、動画の編集やエンコード、そして息抜きゲームプレイまで行なえる1台になっている。
写真や動画の編集をはじめ、漫画やイラスト描きなど、比較的軽めのクリエイトをこれからはじめる人は、ぜひ検討してみてほしい1台だろう。
| 試用機の主なスペック | |
|---|---|
| CPU | Core i5-13400F（最大4.6GHz）、10コア／16スレッド |
| グラフィックス | GeForce RTX 3060 Ti 8GB GDDR6 |
| メモリー | 16GB（8GB×2）、DDR5-4800 DIMM (PC5-38400) |
| ストレージ | 1TB SSD（M.2接続／NVMe対応） |
| 内蔵ドライブ | ー |
| 通信規格 | 有線LAN（1000BASE-T） |
| 電源 | 700W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源 |
| インターフェース（フロント） | USB 3.0×2、ヘッドセット端子 |
| インターフェース（リア） | USB 3.2 Type-C、USB 3.0×2、USB 2.0×2、有線LAN端子、アナログ6chサウンド、HDMI、DisplayPort×3 |
| 形状 | ミニタワー／microATX |
| サイズ | およそ幅215×奥行401×高さ347mm |
| OS | Windows 11 Home（64bit） |
（提供：ユニットコム）
