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カシオのMX-10向け拡張基板! カートリッジスロットを4基も増設可能に

2023年12月28日 10時00分更新

文● 鈴鹿 廻 編集● ASCII

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 カシオのMX-10などのカートリッジスロットを拡張できる拡張基板「Ex.SLOT for CASIO MX-10」が家電のケンちゃんにて取り扱いが始まっている。技術系サークルの「にがHP」による同人ハードウェアで、価格は1万1880円。ただし初回入荷分については、好評により完売している。

純正の拡張ユニットより多くのスロットを拡張できる、MX-10またはMX-101向け拡張基板。レトロマニアの注目度は高く、早々に売り切れになった

 カシオのMX-10またはMX-101に使用できるカートリッジスロット拡張基板。本体背面に用意された、オプション拡張ユニットKB-10のための専用コネクターを利用し、MX-10のSLOT#2を引き出して4スロットに拡張する。

 電源は本体のACアダプターを使うのではなく、この基板を介してUSB Type-C給電で動作する使用に変更。また、±12VのDC-DCコンバーターを内蔵していることから、FM-PACなど±12V電源を必要とするカートリッジも使用できるという。各種音源カートリッジの音量バランスをVRで個別調整できるモノラルオーディオミキサーも搭載している。

専用拡張ユニット用のコネクターに接続し、SLOT#2を拡張して4スロット分を引き出す仕様。電源もType-C接続のUSB給電に変更になる

 なお、この基板によりSLOT#2を拡張してSLOT#2-0~3として引き出しているため、別の拡張スロットや内部でスロットを拡張しているカートリッジ(SoundCoreSLOT EX/EXGなど)のようなスロット拡張デバイスは接続不可。使用する際は、本体側のSLOT#1に接続する必要がある。

 また、電源がUSB給電に変更されるため、電源スイッチが機能しなくなるほか、本体側にACアダプターを接続すると故障の原因になるなど、いくつかの注意点にも留意する必要があることを覚えておこう。

【取材協力】

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