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LINE WORKSで「紙のお便り」を「デジタルお便り」に置き換え

2023年12月20日 13時00分更新

文● ASCII

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 ワークスモバイルジャパンは11月20日、学校法人愛泉学園 吉田保育園が「LINE WORKS」を導入したと発表した。

 栃木県下野市にある吉田保育園は、学校法人愛泉学園が市から運営を引き継いで民営化した保育園。これまで保護者へのお知らせは主に紙で発信していたが、園児のカバンの中に入ったままで保護者の目に触れないことも多く、保育園からのお知らせが行き渡らないことが課題となっていたという。

 保育園から保護者に発信したいお知らせを一斉周知できるLINE WORKSの掲示板機能に着目し導入を決定。保育士だけでなく保護者も掲示板を活用できるよう、園から保護者と保育士全員にLINE WORKSのアカウントを付与し、公式のマニュアル配布や説明会の実施を経て全員への導入を完了。

 紙のお便りを掲示板機能による「デジタルお便り」へ置き換えたことで、伝え漏れゼロを実現したほか、プライベート用のSNSと棲み分けながら園児の成長の記録を確実に保護者に共有できるようになり、デジタルを活用した子育て支援へとつながっているという。

 日々の園児の欠席連絡は、園長や担任に対してLINE WORKSのチャット(トーク)から保護者が直接連絡を入れているほか、お盆期間の登園状況の確認には、以前までは園が用意した回答書に保護者が記入し提出していたが、LINE WORKS導入後はアンケート機能を使って集計。時間や場所を問わず園児の出欠状況の把握ができるようになり、安全管理の質をより高く保つことができているとしている。

左:日々のお知らせや園の様子を掲示板に掲載
中央: 園児の欠席連絡をチャットで受け付けし、速やかに把握
右:グループトークへ情報共有し、保育士どうしの明確な意思疎通が可能に

 このほか、園から保育士への事務連絡も以前までは資料を印刷し配布していたが、LINE WORKS導入後は保育士のみのグループトークで伝達事項を共有。ペーパーレス化とともに、リアクション機能の活用によって過度な通知を避けながら保育士どうしの意思疎通が図れるようになったという。

 LINE WORKSでは、導入事例としてインタビューを掲載している。

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