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パソコンショップSEVENのZEFT G42WHFについてインタビュー、RTX 4070 Ti採用

デザイン性も機能も高く面白いNZXT「H6 Flow」に最新i7-14700KF、コスパにも考慮されたBTOPCとは?

2023年11月21日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

提供: セブンアールジャパン

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i7-14700KFの熱対策も万全の仕様
コストと性能のバランスを重視したモデル

──今日はよろしくお願いします。まずは、ZEFT G42WHFの特徴を教えてください。

中嶋 孝昌氏(以下、中嶋氏):ZEFT G42WHFの特徴を挙げますと、大きく2つあります。1つはCPUに第14世代Coreプロセッサーのi7-14700KFを搭載している点。もう1つは、ケースに新発売となったNZXTさんの「H6 Flow White」を採用している点になります。

H6 Flow Whiteを採用

──今回はコストパフォーマンスに注力したモデルと伺っています。

中嶋氏:大まかにまとめるとそうなります。価格は37万円前後になる見込みです。性能の高いパーツを搭載しつつもゲーム用途での費用対効果を同時に求めたモデルです。ZEFT G42WHFでは、肝となるパーツはグレードを上げてでもコストを割いて、それ以外でコスト抑えるような工夫をしています。

──コストパフォーマンスを意識した場合、パーツの選定はどこを軸に据えて決まっていくのでしょうか?

中嶋氏:今回のZEFT G42WHFの軸はCPUのi7-14700KFです。Core i7シリーズは、弊社では第13世代でも非常に好評でして、その後継モデルとして期待しています。そして、ビデオカードにはi7-14700KFとバランスが取れるとして「GeForce RTX 4070 Ti」を選びました。こちらも弊社では大人気のGPUで、価格と性能のバランスのよさがお客様に受け入れられているようです。

真重 翔氏(以下、真重氏):今回はCPUが軸となっていますが、中にはPCケースからスペックをきめることもあります。ケースも価格帯が幅広く、中には5万円や6万円もするモデルもありますから、そういったモデルではやはり中のパーツも、高性能なもので揃えることになります。ただ、いずれにしても最新のパーツや、市場での注目が集まっているパーツを選ぶようにしています。

──というと?

中嶋氏:たとえば、Western Digitalさんの「WD_BLACK SN770 NVMe SSD」という非常に人気の商品がありますが、今回の「ZEFT G42WHF」では性能を重視し、同シリーズの最上位モデルに置かれている「WD_BLACK SN850X NVMe SSD」を採用しています。SN850Xは書き込みも読み出しも高速で、SSDにこだわりを持たれている方にも納得いただける構成にしてあります。

──メモリがDDR5ではなく、DDR4である点もコスト抑えてのことでしょうか?

中嶋氏:そうですね、もちろん容量によって変わってくるのですが、今回の構成である32GBで比較するとDDR4とDDR5では、PC全体の価格で3万円から5万円程度変わってくると思います。現状、DDR5であるメリットが見え難い点もありますので、コストを抑えつつも高性能を得るのであれば、DDR4のほうが得策と考えた次第です。

──電源ユニットについても定格出力が850Wのものである点も同様でしょうか?

中嶋氏:弊社では、基本的にRTX 4070 Tiには定格出力850Wのものを組み合わせています。とくに、NVIDIAのRTX 40シリーズですと、補助電源コネクタに12VHPWRに対応した16ピンが採用されていますが、それ専用のケーブルが用意されている電源ユニットの多くが定格出力850W以上のものとなります。もちろん、変換コネクタを介せばすむ話ですが、直接ケーブルを装着できるほうが品質が高く、安定動作が期待できます。そういった意味では、弊社では850W以上の電源ユニットを選択しています。

コストを抑えつつも、重要なパーツはしっかりとしたものを選択したという中嶋氏と真重氏

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