2日目【昼＆夕食】
限定メニューも見逃せない「麺屋 睡蓮」
2日目は、昼、夕食ともに蔵前橋通りから新妻恋坂と進んでいくと見えてくる「麺屋 睡蓮」だ。2014年にオープンしたラーメン/つめ麺店で、筆者は2016年に初来訪、麺だけでスルッと食べられる美味しい麺に、バランスの良い魚介系スープ（2016年当時）、ジューシーなチャーシュー、黄身トロトロの煮卵、そして細切れチャーシューと柚子を入れて温めなおしてくれるスープ割りにハマったひとりだ。
すでにオープンから9年、ていねいな仕事から生み出される美味しい1杯に変わりなく、さらにさまざまな限定メニューや、名物の杏仁豆腐など、ラーメン/つけ麺の激戦区となる秋葉原でもイチオシのお店となっている。
神田明神裏参道がある新妻恋坂（蔵前橋通り）を進むと右側に見えてくる
夜の営業有無や、その日に提供されるメニューなどはTwitterで必ず確認したい
2016年来訪時の「つけめん」、ていねいに洗われた麺はツルツル、みずみずしい
麺だけも美味しかったが、魚介系のほんのりした味わいのつけ汁に浸すとさらに美味に！ そして〆の柚子が入ったスープ割りでホッとひと息と、初来訪時は至福のひと時だった
ちなみに、この初来訪時のあとに、PCパーツショップの「オリオスペック」に足を運び、食好きの同店スタッフに「麺屋 睡蓮」をめちゃくちゃ推したのを覚えている。まさか、同店店長の松澤さんが、年間で昼夜合わせて400回以上通うようになるとは、その時も思ってもみなかった。
●麺屋 睡蓮
●X(旧Twitter) @_suirenyushima
●月～金曜日11:00～15:00、18:00～21:00（LO：食べ物19:30、飲み物21:00）、土曜日11:00～15:00（仕込みなくなり次第閉店）
●定休日 日祝日（年末年始）
●アクセスマップ
ラーメンも美味しいが、この日は「つけめん」の気分だった
この日の限定メニュー「カラシビつけめん」。辛いもの好きとしては、食してみたい。「つけめん」と悩んだすえ、夜営業にもお邪魔することに
ということで、お昼は数時間後の夕食をまったく考慮せずに、「特製つけめん 大盛」（1400円）を注文。店主のていねいな調理を眺めながらしばし待つと、しっかりと洗われ冷水でしめられたつやつや麺の上に、肉厚なチャーシューが3枚、さらに味玉、のり3枚が盛られた「特製つけめん」が到着。熱々のつけ汁には、たっぷりの笹切りされたネギと、動物系のあぶらが浮かび食欲をそそわれる。つけ汁は主張しすぎない魚介系の旨みと、鳥取県産大山鶏などを使った動物系のパンチのバランスが絶妙だ。
「特製つけめん 大盛」。麺は400gになっている。柔らかジューシーな3枚肉のチャーシューも絶品
旨みと甘さを感じる柔らかな口当たりのつけ汁
麺だけでも十分美味しい国産小麦を使った菅野製麺所の特注麺は、しっかりとしたコシともっちりした食感で、つけ汁との相性は抜群に良く、あっとう間に完食した。そしてスープ割りをお願いすると、柚子を入れて大丈夫か聞かれる。当然、「入れてください」とお願い。すると、つけ汁の量を調節のうえ柚子とネギを散らしてくれる。これが、また美味しいのだ。
スープ割りでホッとひと息ついたあとは、デザートの「自家製杏仁豆腐」（250円）がオススメ。こちらも秀逸な一品で、滑らかな口当たりと、しっかりとした杏仁の風味を味わえる。甘味好きとしては、もうひとつ頼みたくなるが、次回の楽しみにグッと我慢した。
つけめん、ラーメンを待っている間にもおすすめの「自家製杏仁豆腐」。ぜひ味わってもらいたい一品だ
夕方はラーメン/つけ麺に加え、飲みを楽しみに来店する常連さんも目立つ、「麺屋 睡蓮」。筆者は「カラシビつけめん」を味わいに再び来店だ。辛さもあるが、かなりシビれが強烈となっている刺激的な味だが、ハマる人は大いにハマる「カラシビつけめん」だ。「カレーつけめん」や「海老味噌つけめん」、「長岡生姜醤油らぁめん」など、限定メニューはいろいろ。その出会いは、一期一会なので、Twitterは日々チェックしたい。
夜はシビれ強烈な「カラシビつけめん」を味わった。次味わえるとは限らないだけに、逃さず食したい限定メニュー
